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芸能界に転換点 ZIGGY森重樹一氏登場!

Japan In-depth / 2019年2月22日 13時9分

それゆえ海外アーティストたちは、リハビリ施設に入所することを決めた際にはその旨を公表し治療を受け、再起を果たしたのちは、依存症のことを恐れずに語り、むしろ同じ問題に苦しむ人々の手助けになろうと積極的な活動を始める。


例えば、エリック・クラプトンは、誰でも入寮できるような極力低価格で入れるリハビリ施設を開設しているし、エミネムは自身の病気を作品で表現し「Relaps(再発)」「Recovery(回復)」といったアルバムを制作した。さらに薬物依存症の自助グループにつながって10年の記念となるメダルをSNSで公開もしており、このツイートに対し、ラッパーのロイス・ダ5'9"がツイッターで祝福した。依存症になったからと言って、二度と近寄るなと言わんばかりに突き放す日本の芸能人とは大違いである。



Celebrated my 10 years yesterday. pic.twitter.com/Xmm9MOIEam



— Marshall Mathers (@Eminem) 2018年4月22日


▲出典:エミネムTwitter 



▲写真 エミネム 出典:Wikimedia Commons; Mika-photography


また、エアロスミスのスティーブン・タイラーも、私財をなげうって児童養護施設の子供たちの援助を行っているが、この活動に関しても自身の依存症からの回復の経験を語り、依存症やその他の原因で困っている人を助けたいと語っている。



▲写真 スティーブン・タイラー(2018)出典:Flickr; Gage Skidmore


アルコールとギャンブルの依存症に苦しんだベンアフレックは、自らの治療経験について「自分がなり得る最高の父親として生きたいのです。子どもたちには、必要な助けを求めることは恥ずかしいことじゃないと知ってほしいし、助けが必要なのに、最初の一歩を踏み出せずにいる人の力になってほしい」と思いを語っている。


このように欧米と日本の芸能界のあり方では雲泥の差があり、我々依存症の当事者・家族は長い間日本の芸能界の依存症に対する扱いに長い間絶望していたが、そこに彗星のごとく現れたのがZIGGYの森重樹一さんだったのである。森重さんは、自身のアルコール依存症の体験について語られただけでなく、自助グループでのリハビリの経験にまで包み隠さず告白されたので我々は仰天したのである。


まさにZIGGYの森重さんは、自分を受け入れ、語れる強さをもっている。


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