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軽装甲機動車をAPCとして運用する陸自の見識

Japan In-depth / 2019年3月2日 23時0分

空自は基地警備用として「軽装甲機動車」を調達してきたが、本来はこのような任務に使用すべき車体である。「軽装甲機動車」をAPCとして運用するのは普通科の見せかけの装甲化を促進することに主眼が行われており、実戦的でないだけではなく、費用対効果が極めて低い。


確かに日本は平地が少なく、人口密集地域が多い。当然都市部で交戦が起こる可能性が高くなる。だから小回りの利く「軽装甲機動車」のような装甲車輛は必要である。筆者はそのことを否定するつもりはない。だが、だからといって大型のAPCの代わりに「軽装甲機動車」を主力APCとして使用するのは理解できない。


そのような運用構想であるならば、トルコ軍の採用しているコブラのような、一個分隊が乗車可能で、固有の運転手と車長を持つ軽量のAPCを開発すべきだった。コブラは戦闘重量6トン、自重4.8トン、乗員は13名(運転手、車長含む)である。米軍のハンヴィーの駆動系を流用して開発および調達コストを下げている。V字型の底面を持っており、優れた耐地雷性能を持っている。このためトルコ軍のPKK(クルド労働党)のテロリストとの戦いで、地雷やIEDによる被弾を受けても多くの将兵が命を救われている。



▲写真  Otokar Cobra 2 IDEF 2013 出典:Janissarywiki


陸自は一輛で一個分隊が搭乗でき、ネットワーク化されて、固有の火器とNBC防御システムを搭載した本来必要とされるAPCあるいは歩兵戦闘車を普通科の装甲車の主力として採用すべきである。既存の「軽装甲機動車」は近代化を加えて防御力を強化したうえで対戦車や偵察などの任務に振り向けるべきである。あるいは「軽装甲機動車」は外国に供与すべきだろう。


トップ写真:軽機動装甲車 出典:著者撮影


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