1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「ロシア疑惑」は反トランプ勢力のでっちあげ

Japan In-depth / 2019年3月25日 18時0分

「ロシア疑惑」は反トランプ勢力のでっちあげ


古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)


「古森義久の内外透視 」


【まとめ】


・トランプ陣営とロシアとの共謀の証拠なし。新たな訴追もなし。


・共和党議員は「民主党の捏造」疑惑の特別捜査を訴え、反撃に。


・民主党は追及継続の構えも、トランプ大統領には有利な状況に。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合は、Japan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=44859でお読みください。】


 


トランプ大統領にとって就任当初から暗い雲のようにまつわりついた「ロシア疑惑」がひとまずの決着を迎えた。ロバート・モラー特別検察官による2年近くの捜査が終わり、「トランプ陣営とロシア政府との共謀はなかった」という結論を出したからだ。


同捜査報告の扱いをめぐりなお共和、民主両党の衝突は続くが、この時点ではトランプ陣営側の「『ロシア疑惑』は反トランプ勢力によるでっちあげだ」とする主張が一段と説得力を増すこととなった。なぜならモラー検察官の捜査はもう新しい刑事訴追はしないことも明白となったからだ。



▲写真 ロバート・モラー特別検察官 出典:Public Domain(Wikimedia Commons)


 


モラー特別検察官事務所の捜査報告の骨子は3月24日、ウィリアム・バー司法長官により発表された。捜査の最大標的だった「ロシア政府機関とトランプ陣営の共謀」という点について同報告書は「2016年の米国大統領選挙にトランプ陣営のメンバーとロシア政府が共謀、あるいは協力して介入したことは裏づけられなかった」と明記したことが公表された。



▲写真 ウィリアム・バー司法長官 出典:Public Domain(Wikimedia Commons)


 


捜査終了と総括報告書の司法長官への引き渡しが公式に発表された3月22日金曜日の夜、ワシントンでは民主党側には抑えつけたような暗い空気が広がり、共和党側には逆にお祝いのような明るい空気が広がった。


特別検察官は司法長官に任命されたため、その捜査が終われば、結果を司法長官に報告する。その報告書が22日の金曜日夕方に同長官に提出されたことが公式に発表された。その内容の骨子が24日に公表されたわけである。


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください