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憲法改正と小西洋之参院議員

Japan In-depth / 2019年4月6日 12時24分


▲写真 習志野演習場平成30年降下訓練始め平成30年1月12日 出典:陸上自衛隊第1空挺団


第1空挺団員約200名に加え、米軍在沖縄、在アラスカ基地からも約50名が参加した。例年以上に「日米合同」が強調され、中国への大いなる抑止力になったと言える。


平和安全法制の成立(2015年9月)で、日本が一段と米軍支援に踏み込む体制ができていなければ、米側もここまでは応じなかったろう。演習後の野宴(防衛省・自衛隊と招待客の交流バーベキュー)には米軍関係者の顔も多く見えた。


その場で来賓挨拶に立った政治家の1人が小西氏だった。氏は演習場を含む千葉県を選挙区とする。従って、平和安全法制廃止を唱える反軍平和主義者でありながら駆けつけたわけである。


小西氏はあろうことか、昨年幹部自衛官と起こした諍いに関し、防衛省の報告書から都合のよい部分を読み上げ、自分は自衛隊員の信頼を勝ち得ているとする演説を行った。さすがに招待客から「いい加減にしろ」「場をわきまえろ」などの野次が飛んだ。


記憶喚起のため、当該自衛官の供述から一部引いておこう。2018年4月中旬の夜、国会近くの路上でジョギング中の自衛官と小西氏が口論となり、自衛官が、「俺は自衛官だ。 あなたがやっていることは、日本の国益を損なうようなことじゃないか。戦争になった時に現場にまず行くのは、我々だ。その自衛官が、あなたがやっていることは、国民の命を守るとか、そういったこととは逆行しているように見えるんだ。東大まで出て、こんな活動しかできないなんて馬鹿なのか。」と直言した。


対して小西氏が、「あなたは現役の自衛官なのか。現役の自衛官がそんな発言をするのは、許されない。これは大問題だ。名前と所属を言いなさい。」と言い、さらに発言の撤回を求めた。自衛官は「撤回しません。 何が悪いんですか?名前は言いません。」と押し問答になった。


小西議員はさらに自衛官に「撤回しなさい。現職の自衛官がそんなことを言うのは大問題だ。防衛省の人事局に今から通報する。」と迫るとともに、近くの警察官を大声で呼んだ。


小西氏が誰かに電話するのを見た自衛官は、その「権力をかさに着る」「人の話を聞かない、すぐ通報する、すぐ警察を呼ぶという男らしくない行為」をさらに批判した。


警察官数名が応援に駆けつけ、双方から事情を聴く中で小西氏が、人格否定や政治活動の冒涜に謝罪がなされるなら当局に通報しないと述べたため、自衛官は騒ぎを起こした自身の未熟さを思い謝罪の言葉を述べた。その後握手して別れたという。


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