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日本経済衰退と国際情勢緊迫  平成時代の世界3

Japan In-depth / 2019年4月29日 18時0分

戦後の長い年月、全世界で自明の規範のようにされてきたグローバリズムがほころびをみせ、疑問視され、批判されるようになったことも重大事である。アメリカでのドナルド・トランプ大統領の誕生も、イギリスの欧州連合(EU)離脱も、グローバル化に反旗を翻す国家主権の最重視のうねりである。



▲写真:議会外でのBrexit集会 2016/11/23 出典:Bulverton


同時に軍事力や暴力が国際情勢や国際秩序を動かすという事態も頻繁で顕著となってきた。一方で北朝鮮や中国のように軍事力の増強とその行使を辞さないとする冒険主義の姿勢が多くの国の対外戦略に目立つ。他方でイスラム過激派のテロリズムが現実の政治を左右する。


平成時代を終えたわが日本はこうした不安定で緊迫した国際情勢に囲まれたまま、令和の新時代を迎えるのである。その日本の前進ではこれまでのように現実の世界での力の役割を認めず、自らを守るための力をも否定するような憲法を抱えたまま、というのでは重大な支障が起きてくることは自明だといえよう。


(了。全3回。1、2)


トップ画像:東京タワー 出典:Flickr; wkc Chen


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