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米、日中はタンカー自分で守れ

Japan In-depth / 2019年6月25日 13時39分

デモ隊は今週大阪で開かれるG20サミットで各国首脳にこの問題を認識してもらうよう抗議活動を続けるらしい。香港の若者たちの今の危機感は1989年6月の北京の若者たちの危機感とどこが同じで、どこが違うのだろう。研究に値するテーマである。


 


〇欧州・ロシア


英与党・保守党の党首選で最有力候補とされるジョンソン前外相は、EUとの離脱条件合意の有無にかかわらず、10月31日に離脱することを目指すそうだ。同氏はそうした離脱は「大いに実行可能」と発言したらしいが、一体何の根拠で「実行可能」などと言うのか、筆者には全く理解できない。英国の混乱はまだまだ続くようだ。


 


〇中東


米イラン関係については今週のJapanTimesと産経新聞に英文と和文のコラムを書いたので詳細はそちらを御一読頂きたいが、ここでは、スペースの関係で両紙の紙面で書けなかったことを補足しておこう。


1、トランプ氏の目的はイランに核合意から事実上離脱させ、新たな核合意を結ぶことであり、イラン政権転覆や対イラン戦争は意図していないと思う。問題はトランプ氏以外の政権安全保障政策チームの「ネオコン」人士たちだ。


2、今後、米イラン間で対立は激化する。外交面で米国は国連安保理での更なる制裁決議の採択などを画策するだろうが、実現は難しい。軍事面で米国は、不測の事態に備え、当面は対イラン軍事作戦よりも、抑止力・防衛力の強化を図るだろう。


3、しかし、仮に革命防衛隊などイランの最強硬派が更なる対米軍軍事作戦を行えば、それこそボルトンの思う壺。今のイランの最高指導者と革命防衛隊の動きを見ていると、1930年代の日本が対米外交に如何に苦労したか良く分かるような気がする。



▲写真 ジョン・ボルトン大統領補佐官 出典:Flickr; Gage Skidmore


 


〇南北アメリカ


シャナハン国防長官代行に家庭内暴力問題が浮上し、同長官代行は国防長官の議会承認を辞退して長官代行も辞任したため、トランプ政権は現陸軍長官を次期国防長官に指名するらしい。こうなると指名された次期長官候補は長官代行の仕事ができなくなるという記事があったが、本当なのか。それにしても国防総省は一体何をやっているのか。これからイランと戦争するかもしれないというのに・・・。これだけでもマティス前長官が如何に偉大だったか良く分かるだろう。


 


〇インド亜大陸


特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。


トップ写真:トランプ大統領とポンペオ国務長官 出典:アメリカ大使館


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