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中国人狩り、フランスで頻発

Japan In-depth / 2019年7月25日 18時0分

中国人狩り、フランスで頻発


Ulala(ライター・ブロガー)


「フランス Ulala の視点」


【まとめ】


・仏「中国人狩り」と称したギャングの「通過儀礼」でアジア人が暴行被害。


・アジア人への暴行は昔から横行。中国系住民が「金持ちだ」という誤解も。


・仏での暴行には自衛を心がけ、被害は警察に届けるべきである。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て見ることができません。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=47055でお読み下さい。】


 


今年に入り、フランスのパリ及びパリ近郊では、アジア人を狙った若者による強盗が目的の暴行事件が頻発している。地元自治体のデータでは50件以上起こっており、しかもその被害者の80%は女性だ。


強盗を目的とした暴行がどのようなものかは、7月12日、パリ近郊のヴァル=ド=マルヌ県ヴィトリー=シュル=セーヌ市で起きた事件の動画を見てもらえばわかるだろう。



▲動画 犯行時の様子が写された防犯カメラの映像(youtubeより)


この事件は、夜10時を少し過ぎたころ、自宅のあるマンションのロビーで起こった。27歳のアジア人女性が帰宅し、建物内のロビーに入ったところ、肩にかけていたバックを狙った男に背後から襲われたのだ。本能的にバックを守ろうとした女性を、男は引っ張り、地面に投げつけ、数々の暴行を加えた末、最終的にバックを持ち去ることに成功した。しかし、犯行時にドアノブに残した指紋により、2日後に、警察により特定され捕まえることが出来たのだ。逮捕された容疑者は17歳だったという。


フランスの新聞ル・パリジャンによると襲われた女性は、腕を骨折したという。しかしそれよりも深刻なのは、この事件がトラウマとなっていることだ。報復を恐れて一人で外出もためらわれる状態だが続いている。


実は、7月の始めにも、ヴィトリー=シュル=セーヌ市とショアジー=ル=ロア市の境で、同様な事件が起こり、40代のアジア系女性が襲われたばかりであった。女性も腕を骨折し全治2ケ月の重症を負った。ル・パリジャンによると、この暴力は大抵若い成人、あるいは10代の若者によって行われており、彼らにとって「中国人狩り」と呼ばれるこの行為は、ギャングの一人として認めてもらうための「通過儀礼」だと言うのだ。彼らは度胸試しのように、中国人を襲い金品を奪っているのである。


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