首脳宣言なし、前代未聞のG7
Japan In-depth / 2019年8月27日 11時18分
もしマクロン大統領が現行の核合意に代わって新たな核合意の締結を目指すなら、ボルトン補佐官はともかく、トランプ氏がこれに乗る可能性はあるだろう。問題は米イラン双方の「強硬派」の出方だ。最悪の場合、こうした動きを潰すため、イスラム革命防衛隊が新たな軍事的挑発を試みる可能性すらある。今週は要注目だろう。
〇 南北アメリカ
これまたG7サミットの最中に、日米両政府が新たな貿易協定締結交渉で大筋合意した。9月下旬に署名を目指すという。日本は米国産農産物にTPP並みの市場開放を約束したらしいが、米国による対日本車追加関税「回避」の確約はなかった。主要マスコミは日米間に「火種が残った」と報じたが、実態はどうなのだろうか。
▲写真 G7時の安倍首相とトランプ大統領 出典:Flick; The White House
トランプ政権のやり方はある意味で一貫している。これまでどの国に対しても追加関税につき「撃ち方止め」を確約した記憶はない。確約すれば梃子がなくなるとでも思っているのか、トンデモナイやり方だ。内々米国から「追加関税なし」の示唆を得ているならともかく、なければパッケージは成立しない。この点は更なる確認が必要だ。
〇 インド亜大陸
特記事項なし。今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:G7(フランス)出典:Flickr; The White House
この記事に関連するニュース
-
<習近平主席訪仏>マクロン大統領と会談、中仏関係強化と新冷戦抑止で一致―セルビア、ハンガリーとも「一帯一路」推進で合意へ
Record China / 2024年5月7日 14時30分
-
仏大統領、習近平国家主席と会談 パリ五輪期間中の休戦呼びかけで合意
産経ニュース / 2024年5月7日 10時51分
-
習近平氏、仏EU首脳と会談 対中国包囲網にくさび
共同通信 / 2024年5月6日 19時51分
-
焦点:「トランプ2.0」に備えよ、同盟各国が陰に陽に働きかけ
ロイター / 2024年4月25日 15時33分
-
仏大統領、イスラエル・エジプト首脳と個別に電話会談 中東緊張緩和
ロイター / 2024年4月23日 1時53分
ランキング
-
1いったい誰が?万博「ミャクミャク」モニュメント、今度は落書き被害
毎日新聞 / 2024年5月18日 17時3分
-
2つばさの党の妨害15回以上 選挙カー追い回し 運転役ら立件も検討
毎日新聞 / 2024年5月18日 18時30分
-
3大阪・枚方市のマンションで19歳の女子大学生が刺され死亡、26歳無職男を殺人容疑で緊急逮捕
読売新聞 / 2024年5月18日 23時13分
-
4「殺害も頼まれた」 那須2遺体 「指示役」を殺人容疑で再逮捕へ
毎日新聞 / 2024年5月18日 23時0分
-
5能登観光復興へ「輪広げる」 石川・七尾の道の駅が再開
共同通信 / 2024年5月18日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください