トランプの好敵手、ウォーレンとは
Japan In-depth / 2019年10月19日 23時0分
関税の引き上げなどで自由貿易を縮小させようとする傾向のあるトランプ大統領と違い、自由貿易をエコで公平な方法で改革するのが、ウォーレン候補のビジョンだ。この点で、日本にとってはトランプ大統領よりも対話しやすい相手になるかもしれない。
また、ウォーレン氏は反資本主義で凝り固まっておらず、上院議員として地元マサチューセッツ州の巨大軍需企業であるジェネラル・ダイナミクスやレイセオンが連邦政府から契約を得られるように動くなど、現実主義者でもある。必ずしも「ウォール街の仇敵」であるとは限らない。
民主党員であった過去を持つトランプ大統領と同様に、ウォーレン上院議員も共和党支持者であったことがあり、両党の支持者にアピールできる素質を秘めている。そのため、大統領選でより現実的な路線を打ち出し、トランプ氏にとっては案外手強い相手になる可能性もある。
何より、ウォーレン上院議員はハーバード大学経済学部の元教授であり、ある意味でトランプ大統領よりも経済に通じている。トランプ大統領は、ヒートアップする「ウォーレン現象」を内心で恐れているのかもしれない。
トップ写真:米民主党大統領予備選で躍進中のエリザベス・ウォーレン上院議員(2019年8月1日)出典: Flickr; Gage Skidmore
この記事に関連するニュース
-
米大統領選の予備選、激戦州ペンシルベニアでバイデン氏、トランプ氏が順当に勝利も抗議票もみられる(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月25日 11時45分
-
米共和党に「変節漢」続々、予備選圧勝のトランプ氏に露骨な接近 義理人情外れた振る舞いに冷ややかな視線【ワシントン報告⑮米大統領選】
47NEWS / 2024年4月23日 10時0分
-
アングル:米大統領のイスラエルへの警告、与野党から批判の声
ロイター / 2024年4月8日 14時5分
-
米議員事務所放火で35歳男逮捕 背景不明、当局が動機捜査
共同通信 / 2024年4月8日 6時26分
-
サンダース上院議員事務所に放火 けが人なし
共同通信 / 2024年4月7日 0時5分
ランキング
-
1幻の魚イトウの聖域に風力発電 原発相当計画に「最大級」の懸念
毎日新聞 / 2024年5月4日 6時0分
-
2696年後の日本は子ども1人?…推計の東北大教授「少子化で絶滅する最初の国になるかもしれない」
読売新聞 / 2024年5月4日 13時35分
-
3岩田明子氏、「ウェークアップ」で自民党「3補選全敗」を解説…「党内からは次の衆院選挙では『岸田総理では戦えない』こんな声が公然と出ています」
スポーツ報知 / 2024年5月4日 10時52分
-
4参加する馬は去年の半数に…骨折した馬の殺処分に批判相次いだ『上げ馬神事』4日から壁を無くすなどして開催
東海テレビ / 2024年5月4日 12時34分
-
5同僚女性、男の聴取後に不明 付きまとい巡り、山梨遺棄
共同通信 / 2024年5月4日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください