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香港民主化問題、米にも波紋

Japan In-depth / 2019年12月4日 18時0分

かつての名選手チャールズ・バークリーのロケッツGM批判のコメントも興味深い。「火に飛び込むなら、火の中に留まらねばならない。しかし彼はすぐに飛び出した。彼は間違ったことを言ったわけではない。しかし彼は、NBAとロケッツ、レブロン、ナイキを非常に難しい立場に追い込んだ」。確かにロケッツGMに特段の覚悟や戦略があったとは見えない。その点、自覚の薄さを問われても仕方ないだろう。ただし、最大の論点はあくまで、経済をテコに行われる中国共産党政権の「国際検閲」にどう立ち向かうかである。


またこの書簡にはないが、試合開始前の国歌演奏の際、片膝を突いて「アメリカ」への抗議の意思を示し、保守派ファンの球場離れを招いたプロ・アメリカンフットボール選手たち(主として黒人プレーヤー)の行為も改めて論議を呼んだ。選手たちが掲げたスローガンが「黒人に対する警察の暴力を糾弾する」だったからである。


それなら、香港「警察」によるデモ隊への暴力にも、率先して声を上げねばならぬはずだろう、なぜ沈黙しているのか、二重基準ではないのかというわけである。香港問題は期せずして、米国内のアイデンティティ・ポリティクス(差別強調政治)にも余波を広げた。


トップ写真:テッド・クルーズ上院議員(共和党)出典:Flickr; Gage Skidmore


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