小池再選は固いが、波乱も【2020年を占う・都政】
Japan In-depth / 2020年1月9日 11時34分
西村健(NPO法人日本公共利益研究所代表)
「西村健の地方自治ウォッチング」
【まとめ】
・五輪・パラリンピックの後の経済状況が懸念される。
・都知事選で小池氏が立候補すれば、再選は堅い。
・政党や知名度だけでなく経歴や実績に議論が及ぶ選挙にしたい。
2020年を占う、この企画。2020年の東京は東京五輪・パラリンピックの開催があることに尽きるだろう、いい意味であれ、悪い意味であれ、レガシーになる。五輪・パラリンピックはそれでそれなりに成功するだろうが、恐ろしいのはその後の経済状況などである。
■ 2019を振り返る
まずは恒例のネタ。東京の兄が、2019年の流行語を交えながら、まず2019年を振り返ろう。
1月:出国時に1人1000円を課す「国際観光旅客税」がスタート。増大するインバウンドに対応したものだが、オーバーツーリズムに苦しむ自治体も。
2月:米朝首脳会談、残念ながら決裂。韓国の文在寅さんが笑わない男に。
3月:ゴーンさんの保釈、作業着への変装が話題に。野球のイチローさんが引退、会見では「後悔などあろうはずがない」発言。
4月:新元号が「令和」に決まる。有能な番頭さんであったはずの菅さんが「令和おじさん」としてキャラ化・人気急上昇。池袋で高齢ドライバーである飯塚幸三さんの暴走が引き起こす凄惨な事件発生。容疑者扱いされないままで、「上級国民」は逮捕されない?で世論沸騰。けれども、免許返納する高齢者は増加。
5月:令和の時代に。丸山穂高さんが戦争発言で所属政党から除名される。しかし、その自由な発言で「NHKをぶっ壊す」党に参画。「無敵の人」活動を開始!
6月:G20大阪サミット開催。グレタさんの問題提起はあまり受け入れられず。
7月:イリエコネクションを発端とした芸人の闇営業問題で大騒動。参議院議員選挙は関心薄く、「松本 動きます」が、有権者は動かず。
8月:「ホワイト国」のリストから韓国を除外し日韓関係悪化。セクシー小泉進次郎氏と滝川クリステルさん結婚したが、ポエムは発表されず。高速道路をまたにかけた「あおり運転の申し子」が大ニュースに。「エグザイルの41軍」にでもいそうな男性とガラケー女と一緒に逮捕される。原宿に「東京タピオカランド」がオープンしたが、原宿周辺はタピオカごみ問題も。タピるのもいい加減にしてほしい。
9月:香港で反政府抗議デモ、海外ではウイグル人への対応で中国の人権問題が問題に。日本では#KuTooとならないが、新幹線での靴をぬぐか問題がネット世論沸騰。
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