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TOKYO2020の行方 ウイルスより人間が怖い 3

Japan In-depth / 2020年4月2日 11時0分

「春に開催できれば、マラソンを札幌から取り戻せる」


などと発言したと報じられたが、残念ながら都知事とはあくまで「開催都市の首長」であって、五輪の個別具体的な問題については、なんの権限もない。ただ、国際世論の後押しさえ得られれば、IOCに再考を促すことも可能だろう。


 


もうひとつ、東京では3月上旬に桜が咲き始めて、大会期間中に満開になると思われる。五輪開催とセットで、海外からの観光客を呼び戻すための目玉とできる。


……先ほども述べたが、これは夢物語のような話だ。


3月27日には、全米の感染者がついに10万人を超えたと報じられたし、英国ではジョンソン首相とチャールズ皇太子までが感染した。


これから本格的に寒くなる南半球においては、医療・衛生環境がいずれも北半球に劣る地域が多く、それだけ状況の急激な悪化が懸念される。


なにより、今の世界は人・物・カネ(資金)、そして情報が国境を超えて行き交うからこそ、経済活動が成り立っているので、それが止まってしまったからには、世界的に、それもリーマン・ショックを凌駕するほどの大不況に見舞われるのは避けられない、と多くのエコノミストが警告している。


この問題は次回・最終回であらためて見るが、今ここで言っておきたいのは、土壇場まで「予定通りの開催」を公言しておきながら、なんの説明もなく態度を豹変させた上、延期と決まった途端に「自粛」一辺倒に転じた、安倍首相と小池都知事は、いずれ必ず、その責任を問われなければならない、ということだ。


その前提で、大胆な財政出動を行って、被災地の復興と首都圏の耐震化を経済再生のテコ入れに利用して行けば、たとえわずかながらでも


「禍を転じて福と為す」


ことができる可能性は、まだ残されていると、私は信じたい。


(その4最終回に続く。1,2,3)


 


▲トップ写真:羽田空港に設置された来日客を歓迎するパネル(2018年12月)


出典: 東京都オリンピック・パラリンピック準備局 facebook


 


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