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イージスアショアは必要ない

Japan In-depth / 2020年4月3日 23時0分

更に調達が開始されて1、2番艦が既に発注されている能力の低い新型フリゲート艦(FFM)、これまた調達が予定されている海保の巡視船と大差ない哨戒艦建造を中止しすべきだ。FFMは能力を向上させて予定調達数の30隻を10~15隻に減らすという選択もあるだろう。


その代わりに滞空型無人機を導入し、海自の警戒監視任務負担軽減と能力向上をおこなう。既に導入されているグローバルホークは、海上監視能力が皆無に近い艦艇隻数減に対する警戒監視任務の負担軽減と能力向上のため、MEAL(Medium Altitude Long Endurance:中高度長時間滞空)型で、滞空時間24時間以上の無人機を5機~6機導入すれば十分だろう。洋上警戒監視任務は一義的に無人機の任務とすればいい。


その方が艦艇を使用するより監視エリアが拡大可能でかつ遠距離から昼夜の監視(光学・電波・レーダー・AIS)も可能となる。対して艦艇では近接しないと確認できない。監視、警戒では無無人機の方が遥かに効率的だ。また、近接による無用なトラブルを避けられ、更には海自航空部隊の労力の軽減にもつながる。


非武装の滞空型無人機(洋上監視用)は米国ジェネラル・アトミック社のガーディアン、イスラエルIAI社のマリタイムヘロン、同国エルビット社のヘルメス900等があり、衛星通信を通じてリアルタイムで情報取得が可能である。また武装型の無人機も多数存在する。運用構想によっては武装型を採用することも検討すべきだ。


この代案ならば対米関係をより良好にもできるだろう。アショアは2セット分のみだが、新たにイージス艦を3~4隻建造するなら、米国企業は1.5~2倍の売上を期待できる。また米国はイージス艦のサブシステムなども輸出できる。米国企業の利益が大きければ米国政府は賛成するだろう。だからアメリカのご機嫌を損ねることはない。


また移動可能なイージス艦は、台湾有事や他の様々な脅威に対して機動的に米海軍と連携し、米国のアジア戦略に寄与することができる。つまり運用の柔軟性が高い。


そして配備予定地での無用な摩擦も避けられて、自衛隊全体としてはMDの調達運用コストも低減できる。いまのままアショアの導入を強行すれば、地元の反発を受けるだけでなく、有事の実用性も怪しいアショア導入によって自衛隊のミサイル防衛力を低下させ、更に無駄なアショアに無駄な予算を取られて自衛隊の戦力が低下するだけに終わるだろう。


トップ写真:ハワイ州カウアイ島 2018年12月10日、太平洋ミサイル射撃施設にあるイージスアショアミサイル防衛試験施設から発射されたSM3ブロックIIAミサイル 出典:Joint Chiefs of Staff : Mark Wright、DOD


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