ジャーナリズムのアパルトヘイト
Japan In-depth / 2020年4月4日 11時0分
故田中角栄氏のスキャンダルを立花隆氏が暴いたときも記者クラブの政治部の記者たちは、俺達だって知っていたとかうそぶいていた。書かずに恩を売っていた。最近では首相の記者会見で記者クラブの記者の質問が事前に官邸に届けられて、首相は原稿を読みながら答えるという世界的に見れば珍獣レベルの八百長記者会見の実態が知れわったったことは記憶に新しい。
「記者クラブとは研鑽を積んだ猛者が集い、会見は静かな戦場といってよかった」
これも自慰的な自己陶酔に過ぎない。筆者は防衛省の会見でちょっと厳しい質問したら記者クラブ会員のNHK政治部の鈴木徹也記者から恫喝された。
・『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在①
http://japan-indepth.jp/?p=1131
・『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在②
https://japan-indepth.jp/?p=1135
・「皆様のNHK」の誠意に疑問①〜問題が発生したら無視を決め込む公共放送は許されるのかhttps://japan-indepth.jp/?p=1480
・「皆様のNHK」の誠意に疑問②〜外国メディアやフリーランスに下げる頭はないという本音http://japan-indepth.jp/?p=1483
記者会見が静かなのは、殆どの記者が質問せずに、ラップトップでカタカタと大臣の言葉を書き写しているだけだからだ。まともに質問する気はないのだ。
そもそも記者クラブの記者は当たり障りのない情緒的な質問が多い。それは専門知識がないこともあるが、当局との「良好な関係」の維持のためだ。大臣や次官などに厳しい質問をすると出入り禁止になったり、その会社だけ情報をもらえずにいわゆる「特オチ」を喰らわせされる。
こんなものは読者や視聴者は全く気にしないが、記者クラブでは死活問題となる。だから八百長プロレスのような生ぬるい会見が行われているのが実態だ。
高山氏はフリーランスの記者を罵倒する。
「(記者クラブを)開放しろという声がでた。声の出どころは嘘しか書かない反日の外国人記者会。それにフリーの記者も乗って騒いだ。
彼らはクラブに入って一線の記者と切磋琢磨する気はなく、ただ記者クラブ主催の形をとる記者会見にでるのが目的だった。
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