アイスホッケーの未来に危機感 慶大OB設立チーム、アジアリーグ参入
Japan In-depth / 2020年6月4日 22時35分
1. 10年後、日本のスポーツ界にデュアルモデルが浸透している。GRITSモデルが、スポーツ界で“当たり前”になっている。
2. アイスホッケーを通じて、地元・横浜に貢献し、ジュニア・青少年の育成、地域活性化を実現させていく。アイスホッケーと言えば横浜というくらい、地域に全国レベルでも浸透させる。
3. 男子代表のオリンピック出場目標は、10年後の2030年。GRITSからも多くの日本代表を輩出する。現在、札幌市は2030年冬季オリンピックの招致に向け準備を進めていると言われており、もし実現すれば、開催国枠として出場できる可能性は高い。
2月から、カナダの元NHL選手、マイク・ケネディをヘッドコーチに招聘し、氷上練習にも力が入る(新型コロナウィルス感染予防のための緊急宣言期間は自粛)。
監督は、元慶大アイスホッケー部監督の浅沼芳征は「チームに関わるよう声掛かったのが2年程前を考えると、時間的には長かったと思う。が、このデュアルキャリアプロチームの理念で、良くここまで作り上げて来たと思う。次世代の目標になれるチーム作りをしたい」と、目を輝かす。
デュアルキャリア1号の小野が日光バックスを去る時、こんなエピソードがあった。
バックスの仲間たちが送別会を開催してくれた。チーム代表であるセルジオ越後も参加して、こう声をかけてくれたという。小野は、生涯忘れることはない
「『今までは、コーヘイが、僕らのゴールを守ってくれた。今度は、僕たちがコーヘイを守る』と、セルジオさんが言ってくださったのです。何としても、恩返しをしなければならない」
そのためにも、小野はGRITSの守護神となり、何としてもゴールを守り抜くと。
まずは、バックスらアジアリーグのチームと、熱い闘いを繰り広げて、アイスホッケーファンをリンクに引き戻さなけらばならない。
<参考>
日本の男子アイスホッケーの歴史は、1972年札幌冬季五輪開催に端を発する。開催国出場が決まった時点で、強化が始まる。(日本アイスホッケー連盟の公式ホームページから、経緯を抜粋)
▼1966年/昭和41年
札幌オリンピック開催決定。古河・福徳・岩倉・王子・西武の5チームで日本アイスホッケーリーグ開幕。
▼1972年/昭和47年
札幌オリンピック開催。日本スケート連盟アイスホッケー部門が日本スケート連盟から独立し、日本アイスホッケー連盟を創立。
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