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拉致「棄民OK」から脱却を

Japan In-depth / 2020年6月8日 11時0分

また、北朝鮮が「めぐみさん自殺」との虚偽の通知を行い、ショックに陥った後も忍耐強く救出運動を率いられた。北朝鮮当局が、「めぐみさんの娘で、滋さんの孫にあたる金ウンギョンさんに会わせてやるから、日本人拉致問題は幕引きにしろ」と甘い言葉で囁いた時も、孫に会いたいその気持ちを懸命に抑え、日本人拉致被害者の全員一括帰国までは会わないと決意された。(その後、拉致被害者奪還運動を放棄しないことを条件に、2014年3月に第3国のモンゴルでウンギョンさんと赤ちゃんの曾孫に、一度だけ面会している。)



▲写真 オバマ元大統領と面会する横田夫妻 出典:Flickr; Obama White House


滋さんと妻の早紀江さんは、日本人拉致被害者全員の帰国のため、自己を犠牲にされたのである。それは、日本人すべてのための犠牲でもあった。ご夫妻は、他の拉致被害者家族を差し置いて孫に面会せず、北朝鮮に利用されることを拒絶された。


そのお気持ちを無駄にしてはならない。拉致被害者奪還の望みが限りなく薄くなっても、日本人ひとりひとりは心をひとつに、めぐみさんや他の被害者を必ず、滋さんや拉致被害者家族に代わって取り戻すことを誓いたい。


彼らは、われわれの家族であるからだ。ますます闇が深まっても、それでも拉致被害者を棄民にしてはいけない。決して諦めてはならない。


こうした中、日本と同じように北朝鮮による拉致被害者やその家族を抱える韓国は、同胞被害者や家族を裏切り、拉致犯罪国である北朝鮮に恭順の意を示している。あまつさえ、「北朝鮮に対する警戒は過剰なものであり、必要がなくなった」という核心的なメッセージを忍び込ませた、韓国女性と北朝鮮軍人の愛を描くテレビドラマ『愛の不時着』が、文在寅政権の従北政策に呼応する形で製作され、韓国や日本でハマる人が続出している。


そうした中でも日本人は、北朝鮮の反人道性の真実を忘れることなく、不可能を可能とされた滋さんの愛情と忍耐に学びつつ、国民を護れる国へと、日本を改造してゆかねばならない。


トップ写真:横田夫妻(真ん中、右から2番目)出典:Flickr; East Asia and Pacific Media Hub


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