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第三極の動き「幅広く声かけている」日本維新の会馬場伸幸幹事長

Japan In-depth / 2020年6月15日 18時30分

第三極の動き「幅広く声かけている」日本維新の会馬場伸幸幹事長


安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)


「編集長が聞く!」


【まとめ】


・勉強会では、地方分権、地方主権を推進していく。


・国会議員に幅広く、オープンに参加を呼び掛けている。


・国の構造改革を進め、徹底した行政コストの削減を行っていく。


 


安倍内閣の支持率が低下傾向にある中、「第三極」の動きが出てきた。


日本維新の会の馬場伸幸幹事長と国民民主党の前原誠司元外相が中心となり、地方分権に関する勉強会「新しい国のかたち分権2.0協議会」を立ち上げる。6月8日に準備会合が行われ、今週16日に設立総会を開く。両党の国会議員を中心に約50人が参加する見込みという。


馬場氏に話を聞いた。(インタビューは6月11日)


 


安倍: 会員は集まりそうか?


馬場氏: 「鋭意オープンに会員募集している。この協議会の目的である、地方分権と地域主権は、かつて注目されて国会で色々な議論があったが最近静まっている。しかし、コロナ禍の中で、地方の都道府県知事に権限と財源を渡さないと無理だということがはっきりした。これからの新しい国のかたちのベースとすべく、地域主権、地方分権を推進していこうという集団だ。


これは東京のためでもある。人、モノ、お金があまりに集中しすぎているので、地方が自立することで、人の流れが地方に移っていく。日本全体が均衡のとれた国になる。


安倍: 国民民主と立憲民主の合流はうまくいっていない。


馬場氏: 旧民主系である両党は衆議院では復縁しそうだが、参議院では愛しさ余って憎さ千倍くらいになっている。党と党としてのつながりは難しいかもしれない。


安倍: 維新に近づくなら国民民主から出て行け、なんていう声も聞こえてきますね。


馬場氏: 純粋に地方分権の勉強会ですから。そんな度胸の小さい事では政権政党にはなれませんね。


安倍: 安倍政権に対する見方は?


馬場氏: 地元でも安倍さんよくやってきた部分もあるが、長期政権になってゆるみとかおごりが出てきていると言う人が増えてきた。


一方で、今の国会運営のやりかたは、与党側が法案出すと野党が中身よりもスキャンダルとか追及して妨害するという決まりきったパターンだ。少子高齢がどんどん進んで非常に難しいかじ取りが求められる中、こんな国会では役に立たない。


何をすれば国民のため、これからの国の為に役に立つか、という観点から我々は是々非々で活動してきた。国会運営も、最終的には2大政党になってそれぞれが1つのテーマで案を出し合う、議論してよりブラッシュアップした法律に作り上げていくという理想を持ってこれからもやっていきたいと考えている。徐々に理解され出してきたのかなと思う。


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