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プロラガー、五輪に向け前進あるのみ

Japan In-depth / 2020年7月11日 22時33分

「目標は、セブンズ日本代表として東京オリンピックに出場し、出るだけではなくメダルを取る。その後は、15人制に集中して2023年のフランスW杯を目指す」


そのための体制作りだという。リオ五輪ではチームは4位と成果を上げたが「多くのスポーツがひしめく中、メダルを取らなければ目立つことが出来ない」と、キッパリ。


が、意外に悲劇のヒーローで、そのリオでは眼前で代表入りも逃し、バックアップに回っている。東京・明治記念館で行われた代表候補発表での新ユニフォームお披露目のモデルとしてフラッシュを浴びてからの脱落は、辛かった。


また、15人制JAPANにも同大時代の2015年に、初めて名を連ね、W杯候補にも挙がったが、本番への出場は叶わなかった。


「半端にやっているのでは、ダメ。集中しなければ」と、これらの苦い経験も踏まえて、移籍を決意した。サントリー時代は、怪我のため試合に出れないことも少なくなかった。


「だからこそ、オリンピックに賭ける思いもすごく強いです。出るだけではダメ。メダルも獲り、自分自身が活躍して世界にアピールできる選手にならなければ」


3月に五輪延期が決まり、あと4ヶ月というところだったので、


「いっときは、メンタルの部分で落ちてしまっていた」


が、切り替えて、松井自身は自粛中、オリンピック、セブンズワールドシリーズを見据え、ウェイトのところでまずは成長させた。セブンズの試合に出ている時は83、84kgだった体重を88kgにアップして、しかもスピードが落ちないように慣らしていると言う。


引退した福岡に「僕より速い」と、言わしめた脚力。注目され、ハードルは上がったが、「福岡さんより、速い選手がいるんだと、世界に見てもらいたい」とも。


コンディショニングもサントリーでの経験を踏まえ、怪我をしない身体作りをし、また、元陸上選手にスピードに特化する練習を付けてもらっている。プロになったからこそ生み出せた時間で強化している。


 


▲写真 During The World Rugby Sevens Challenger Series match at Sausalito Stadium on Feb 16, 2020 in Vina del mar, Chile. 今年2月のHSBCワールドラグビーセブンズ チャレンジャーシリーズチリ大会で活躍した松井選手 出典:©︎JRFU


■ チームとしても二段階の成長を


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