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プロラガー、五輪に向け前進あるのみ

Japan In-depth / 2020年7月11日 22時33分

HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2020で、2月にウルグアイで行われたチャレンジシリーズで一位となり、日本代表は総合一位、来季からのワールドシリーズ(WS)にコアチームに昇格。この南米大会では若きキャプテンとしてチームも牽引した。


「最低限の結果を残せたと思います」


これまでは、ゲストとしての参加だったが、コアチームとなると心構えも違ってくる。


「東京五輪でセブンズがしっかり結果を残して、更に未来に発展していく活動をするために、世界に注目されるのはWS。日本のセブンズの未来に繋がる大会を昇格出来たことは嬉しく、東京五輪に繋いでいくシリーズにしたい。いつも最下位、ドンケツ2番目を争っているのでダメだ」

コアチームに入るとポイント勝負になる。


「日本はまだまだ個人のスキルも劣っています。チームとしても、もう一段階、二段階スキルアップしないと。まだバラバラでファミリーと言う感じではない。同じベクトル向けるチームではなかった。チームの繋がりも確固たるものにしたい」


■ その先の、2013年フランスW杯も見据えて


プロ選手になり、「一気にラグビーが上手くなるわけではないし、足が速くなるわけでもない」

だが、社業を費やしていた時間をラグビーに集中することが出来る。プレイだけではなく、よりファンを増やしたり、セブンズを広める活動、イベントを考えることにかける時間が増え、ありがたいと考える。


自分自身の価値をあらゆる意味で高めたいと。松井千士を応援して貰う取り組みもしたいという。「僕自身の強みが何かわからないが、メディアに取り上げられる活動をして、それをセブンズの発展に繋げていきたい」


そして、セブンズで五輪で結果を残した先を、常に松井は見据える。セブンズ目指して鍛え上げた力を、15人制でも、存分に力を発揮するつもりだ。2013年には、フランスW杯が控えている。五輪後にトップリーグに復帰を果たし、日本代表ヘッド―コーチのジェイミー・ジョセフにアピールしていく。


日本代表を目の前で逃すという苦渋を味わって来た25歳の若武者は、何度も瞳を輝かせた。闘いはまだ始まったばかり。


 


-松井千士(ちひと)

1994年11月11日生まれ。誕生日の十一、十一を掛け合わせて千士と命名される。大阪・常翔学園高校時代に花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)で優勝。同志社大学、サントリーサンゴリアスを経て、キヤノンイーグルスとこの程プロ契約。ポジションはWTB(ウィング)。身長182cm、体重88kg、50m走5.7秒。



トップ写真:今年2月のHSBCワールドラグビーセブンズ チャレンジャーシリーズチリ大会で活躍した松井選手 出典:©︎JRFU


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