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コロナ時代のワーケーション体験

Japan In-depth / 2020年9月15日 12時39分

同社によると、企業のプロジェクトチームの合宿などの短期利用から、新型コロナウイルス感染予防のニーズに応えるべく中長期利用への対応を考えているという。


7月に開所して、試験的運用が始まっているが、9月いっぱいは個人利用も認め、どのように活用されるか、現在広く門戸を開き、様子見といったところだ。ワンドリンクのオーダーで、個人利用が出来る。10月利用は法人契約のみとなる見通しという。


「個人でも、ずっと使わせて欲しい」と、個人事業主である筆者のような立場の人間は強く要望するのだが、今後、どのように利用出来るのか、または出来なくなるのか気になるところだ。



▲写真 カフェのエントランス。オフィススペースに繋がっている。 提供:三菱地所


■ 素晴らしいWi-Fi環境の中で。遠隔地で気になる問題点も克服。


ワーケーションでの仕事は、メリットが多い気がした。軽井沢のような山の中、高地に出かけると、個々に持参するポケットWi-Fiや大型施設のフリーWi-Fiなどの環境が必ずしも良くない。筆者も、毎度、それが悩みの種となる。が、ワーケーションのWi-Fi環境は実に素晴らしく、滞ったり、フリーズすることがまるでなく、作業がはかどる。


また、六本辻では、現在、仕事に使用出来るオフィススペースは、定員が20人の作りだが、今のところ、自分が通った間には満席になった状況は見たことがなく、しっかりとソーシャルディスタンスを取って作業が出来るのも、とても嬉しい。ソファを使って仕事と休息がバランス良く取れる。ウッドデッキでも仕事をしてみたが、森林浴しながら実に良く原稿が進んだ。


また、家族とも距離を置くので、集中して仕事に打ち込むことが出来る。



▲写真 設備が整っている室内。木の香りも嬉しい。換気もしっかり。 提供:三菱地所


一方で、デメリットというか改善点もあると感じた。


近くにいる人の作業音や行動が気にはなる。また、オフィススペースでの携帯電話の使用が禁止されていないため、突然、皆、電話を始めるので、やや耳障りではある。とはいえ、周りに人がいることを配慮して、気を使って小声で話す人も少なくはないのだが。今後、別空間に電話スペースは出来ないものか。が、画面を見ながらの通話の必要性も感じる。そして、利用者が増えた時の、ソーシャルディスタンスも気になった。


 


■ ワーケーションの拠点としての軽井沢


リモートワークの拠点となり得るオフィススペースを設ける動きは軽井沢で盛んだ。既に「軽井沢リゾートテレワーク協会」が発足しており、レストランやホテルなどでも施設が続々開設されている。軽井沢で仕事しながら休暇も楽しんでもらおうという、自治体の姿勢も感じる。


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