1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

仏、18歳が中学教師の首切断

Japan In-depth / 2020年10月19日 18時44分

 


当然ながら、フランスではこの事件を受けて大きな動揺が広がった。フランスの価値観を教える教育を、フランスの根幹である学校という場で行ったことが理由で教師が殺害されることへの反発も大きい。教師の仕事自体を否定し、危険にする可能性もある。


 


現場を訪れたマクロン大統領は「イスラミスト(イスラム原理主義者)によるテロ攻撃だ」と批判。「表現の自由を教えたことで、イスラム過激主義によるテロの犠牲者となった」とし、教師の安全に力を尽くすことを約束。ブランケール教育相も「共和国に仕える教師が卑劣な形で殺害された。これは共和国への攻撃だ」とし、イスラム原理主義テロの非道に対抗するために、国民の一致団結を訴えたのだ。


 


18日には、フランス各地で教師たちを中心に人々が集まり、パティさんの追悼が行われた。事件の解明は現在も続いている。今後、詳細に起こったことが解明されていくだろう。しかしながら、風刺画、イスラム過激派、SNS、フランスの価値観教育、難民、など、多くのキーワードが含まれている今回の事件、その全てがどこかで歯車をかけ違えて噛み合っていないように思えてしかたがない。いったいどこでその歯車が狂ってしまったのだろうか。今後の事件の解明とともに、その歯車の狂いも修正していけることを期待したいところだ。


トップ写真)ストラスブールの大行進 - 「我々はみんなシャルリー」

出典)Wikimedia Commons; Photo Claude TRUONG-NGOC


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください