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防衛省、「コロナ対策」しているフリ

Japan In-depth / 2020年11月18日 23時51分

 Q:火曜日の件は問題なかったということですよね。であれば、その時の監視カメラの画像をいただけますか。専門家に見ていただいて評価をしていただこうかと思っていますので、いかがでしょうか。





 A:あの場所にカメラがあるかどうかは分かりませんけれども、事務方で検討いたします。





筆者が見る限り、10日の「囲み」取材は大臣との距離は1メートルほどで、記者たちはほぼ体を寄せ合ってスクラムを組んだ状態だった。これは以前と変わらない。これが問題ないならば、大臣会見はわざわざ大会議室で行う必要はなく、従来通り会見室で行えばいいだろう。





先述のようにこの「囲み」取材は記者クラブメディアだけが参加でき、我々外国メディアの記者など非会員は排除される。記者クラブは内容が公開される会見では大臣が恥をかかないように当たり障りのない質問、あるいは大臣に追従するような質問をして、密室で大臣と直接やり取りをして情報を取るのである。ある意味記者会見は茶番に過ぎない。





このような関係で大臣や防衛省と防衛記者会はお互いに恩を売り合っているのだ。まさに癒着といってよい。このような関係で防衛省の問題に鋭く切り込むことは困難だ。このような醜態を晒している記者クラブが官庁のコロナ対策を批判するのは二重基準だ。





大臣や防衛省はコロナ対策や、罹患のリスクを犯しても記者クラブとの「密接な関係」の維持が重要なのだろう。防衛省の外部の人間から見えるところ、すなわち正門や各ビルの入り口、厚生棟の食堂、大臣会見などはコロナ対策をしているが見えないところはやる必要はない、と思っているのではないか。





防衛省トップがこのようなコロナに対する危機感がない状態で、部下にコロナ対策を厳とせよと大臣通達を出しても説得力がまるでない。またこのような二重基準は現場の隊員の不信感と士気の低下、モラルハザードを招くだろう。





防衛省は戦争という非常時に備える危機管理官庁だが、現状を見ている限り当事者意識と能力に欠けているとしか思えない。





トップ写真:岸防衛大臣(著者提供)




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