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「官邸も総理も対応能力を失ってる」立憲民主党国対委員長安住淳衆議院議員

Japan In-depth / 2021年3月17日 23時2分

「官邸も総理も対応能力を失ってる」立憲民主党国対委員長安住淳衆議院議員




細川珠生(政治ジャーナリスト)





「細川珠生モーニングトーク」2021年3月6日放送





【まとめ】





・総務省接待問題、官僚の安易な驕りや緩みの一端。





・官邸も総理も対応能力を失ってる状態。感染症対策に失敗した。





・総選挙の争点はコロナ対策。





 





今週のラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」は、立憲民主党国会対策委員長、安住淳衆議院議員がゲスト。菅政権に対し、立憲民主党としてどのように対応していくのか政治ジャーナリストの細川珠生氏が聞いた。





細川氏は、総務省の接待問題について「単に利害関係者と接触したことが問題ではなく、『有力政治家の家族』の存在により問題が大きくなっている。親の立場や権威を威光に良い思いをし、それによって行政のあり方が問われる問題に発展した」と述べ「処分や辞任で一区切りがついたようにも見えるが、立憲民主党としてはどのように菅総理の責任を追及していくのか」と聞いた。





安住氏は、「総務省の幹部は、菅総理の息子だという理由で、東北新社と40回近くも会食したのだと思う。しかしここにきて、1万円の会費で58万円の接待を受けていたというNTTの、常識では考えられないような高額な接待(の問題が出てきた)。野党から見ると、『有力政治家の家族』(の問題)だけではなく、官僚の資質にも問題がある」と指摘し、「菅政権は、長期に渡った安倍政権の延長。そういう中で、官僚は国民ではなく官邸に目を向けている。自分の利害関係者とだけ交わればいいという非常に安易な驕りや緩みの一端ではないか」と述べた。





これに対し細川氏も、かつて官僚にあった矜持が失われつつあることを指摘したうえで、「政治家・官邸に気を使わなくてはならない現状に、官僚側が不満を抱いているのではないか。民間との関わりの中で、自己満足を求めているようにも見受けられる」との見方を示した。





また細川氏は、菅政権のメディア戦略について言及。「ぶら下りで菅総理の不機嫌な顔が映し出されたり、オリンピック組織委員会森喜朗前会長のジェンダーを蔑視する失言対し『今度の会長は女性でなければいけない』と口出しをするなど、イメージダウンをわざとしているようだ」と述べ、菅政権のメディア戦略について聞いた。





安住氏は「当初思い描いていたとおりに全く事が進まず、シナリオが崩れた。官邸も総理も対応能力を失ってる状態だ」と指摘、「一言で言えば、感染症対策に失敗したということ。政権を引き継いだ9月、感染者が減少したからといって経済優先へアクセルを踏んだ。当時、医者も世界中も、感染者が増加する冬季に備えワクチンを早く用意しろと警告していたにもかかわらず、感染症対策よりもGoToキャンペーン東京再開やハンコの廃止、デジタル庁の設置を行った」と述べ、政府のコロナ対策を批判した。





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