NYでコロナワクチンを接種
Japan In-depth / 2021年3月24日 11時0分
柏原雅弘(ニューヨーク在住フリービデオグラファー)
【まとめ】
・ニューヨーク市内で新型コロナワクチンを接種してきた。
・50才以上か、最前線で働く各職業、持病がある人が受けられる。
・今後、接種証明などが求めらるようになるかもしれない。
亡くなった人たちへ思いを馳せると、不覚にも涙がこぼれてしまった。
今、自分が健康でいられて、ワクチン接種を受けられたのは結果的には幸運というしかない。この1年、新型コロナに感染することもなく、今日を迎えられたこと考えるとすべての人へ感謝する気持ちでいっぱいになってしまう。
先日、ニューヨーク市内で新型コロナのワクチン接種を受けた。
アメリカでのワクチンの接種は現在、まだ優先順位がついており、ニューヨーク州でも現在接種を受けられるのは、50才以上か、最前線で働く各職業、および、持病がある人だ。接種当日はまだ60才以上という年齢制限があったが、私は持病があるので、ハイリスクのカテゴリーの資格で接種を受けさせてもらうことができた。
年齢制限はついこの前まで、65才以上だったので、接種資格は加速度的に広げられていると言っていいと思う。
これらはバイデン大統領が求める「5月1日までにすべての人に接種資格を」という号令に呼応する計画の一環と思われる。
ニューヨーク州では26%以上の人が最低一回はワクチンを接種済みで、全米では1億2000万人以上がすでに接種を受けたという。
予防接種は、アメリカ国民のみならず、16才以上の住人であることを証明ができれば、たとえ保険に加入していなくとも、誰でも無料で受けられる。
保険料が高額なアメリカでは、保険に加入できないため病院に通わない「持病」を抱えている人たちは相当数に上ると想像される。持病があるひとたちはワクチン接種を優先的に受ける資格があるが、資格となる病状を証明できないこれらハイリスクの人たちに対して、ニューヨーク州では必ずしも書類などでの証明を求めていない。
代わりに求められるのは「宣誓誓約書」だ。過去に診断を受けたことがあれば、法的責任のもと、これにサインをして提出すれば良いことになっている。診断書などを必須とすると、感染のリスクも、感染を広げるリスクも大きい人たちが一番接種を受けられない事態になりかねない。このあたりは、アメリカはいつもいい意味で現場主義だ。
現在は、近所の薬局でも接種が受けられるようになった(アメリカではインフルエンザなどの予防接種は薬局でも受けられるのが一般的)。
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