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犯罪容疑者で固めた文在寅新人事

Japan In-depth / 2021年5月13日 14時12分

▲写真 野党幹部暴行容疑で裁判中の朴範界法務部長官(左)、タクシー運転手暴行容疑で捜査されている李容九法務次官(右) 出典:韓国法務部公式ホームページ





このように法務・検察関係の高官が被告・容疑者でありながら現職を維持しているが、これも韓国の歴史上初めて経験する出来事だ。





 





3.新閣僚候補も犯罪容疑者ばかり





「異常人事」の三番目は、内閣改造で閣僚候補となったすべての人物と一部家族に不正・犯罪疑惑かあることだ。





まず総理候補のキム・ブギョン(金冨謙)氏だが、彼の娘夫婦に今金融詐欺疑惑で大騒ぎとなっている「ライムファンド」から特恵を受けた疑惑がある。





また長官候補では、雇用労働部アン・ギョンドク(安庚徳)、産業通商資源部ムン・スンウク(文勝旭)、科学技術情報通信部イム・ヘスク(林惠淑)、海洋水産部パク・ジュニヨン(朴俊泳)、国土交通部ノ・ヒョンウク(盧炯旭)の5名全てにも疑惑がある。





アン・ギョンドク雇用労働部長官候補者は、民間企業からのクリスマスプレゼント収賄疑惑問題、ムン・スンウク産業通商資源部長官候補者には贈与税回避問題があるが、いま野党と世論から特に問題視されているのは残りの3長官候補だ。





まず女チョ・グクと言われるほど疑惑の多いイム・ヘスク(林惠淑・梨花女大教授)氏だが、①民主党籍を持ったまま国家科学研究会理事長に応募したこと、②過去5年間、ハワイ(米国)、沖縄、オークランド(ニュージーランド)、バルセロナ(スペイン)など、休養・観光地として有名な地域での学会に、2人の子どもと夫同伴での「家族連れ出張」が明らかになり、計6回約4316万ウォン(約415万円)の経費を韓国研究財団から受け取っていたこと、③子女二人が二重国籍であること、④弟子の論文を盗作した疑惑、⑤アパート売買でわざと低い金額で契約書を作成した疑惑、⑥国家科学研究会理事長をわずか87日で辞任し税金浪費が明らかとなったことなど、12の疑惑が指摘されている。





次に海洋水産部長官候補のパク・ジュニヨン(朴俊泳)氏だが、朴氏が駐英韓国大使館に公使参事官として在職していた2015~2018年に、朴氏の妻が、高級ティーカップと皿のセットなど大量のブランド陶磁器やアクセサリーを英国で購入し、「外交官の引っ越し荷物」として税関申告を行わずに韓国に持ち込むという「密輸」を行ったことが主な疑惑として指摘された。朴氏の妻は2019年に京畿道(キョンギド)でカフェの営業を始め、SNSを通じて宣伝も行い販売していた。





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