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「五輪は延期か中止を」立憲民主党東京都支部連合会長妻昭会長

Japan In-depth / 2021年6月25日 6時56分

安倍: 協力金の振り込みが遅いことや、区からワクチン接種券がなかなか若い世代に送られてこないことなど、都のコロナ対策に対して不満を持つ都民は少なくないように思える。そうした不満から自粛要請なども守られづらくなり、また実際に人流が増えている。それでも都民は都政に信頼を置いていると言えるのだろうか。





長妻氏: そうは言えないでしょう。その一つの原因は、小池さんが議会で追及されていないことだと思います。他の県議会では、県知事が議会で相当追求されています。各知事ともこれだけ大規模な感染症の対策に当たるのは初めてですから、多少の失敗はあるでしょう。だからこそ、県議会議員が一問一答の場で追及するわけですが、東京都は知事が追及されていません。多くの皆さんは、菅首相が国会で追及されている姿は見たことがあっても、小池さんが都議会で追及される姿は見たことがないと思います。都議会には本来、一問一答の場として予算委員会や決算委員会があるのですが、そもそも都議会が開かれないので、小池さんが追及されないわけです。小池さんが追及されていないから、都民の皆さんは誰に責任があるのかがよくわからない、判然としない状況になってしまっていると思います。





ですからやはり都議会を開いて、うちの議員を含めて各議員が一問一答で、時短要請やお酒の自粛に際して支払われるべき、何ヶ月も前の協力金が未だに振り込まれていないことについて、しっかりと小池さんを質さなければならないと思います。私も色々な地域でお話を聞きますが、協力金の振り込みがないために、本当に真面目に自粛を守ってきた店主の方が、止むを得ず営業を再開せざるを得なくなっているというお話をたくさん聞きます。『これはやっていられない』『都庁は何を考えているんだ』という声が上がっているのです。





そして結局この背景にあるのは、ヒト・モノ・カネがオリンピックに取られてしまっているということがあるのではないでしょうか。組織委員会に出向している人もいますし、東京都庁職員のかなりの人数がオリパラの準備に持っていかれている。都政の問題がなかなか表立って追及されず、都民の目に見えてこないことも、小池さんの評価が悪くもないし良くもないということにつながっていると思います。





安倍: 自民党も議会を開くことに賛成しないのか。





長妻氏: 結果として議会は開かれていません。今は自民党も小池さんと融和路線なのです。昨年の都知事選でも自民党は対立候補を出しませんでしたから。自民党と都民ファーストの会の戦いだと一部マスコミは言いますが、都民の視点からするとやはりどちらも小池さん側擁護で、ちゃんとチェックできていないというのが実情です。









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