「組織力生かし、改革中道路線を訴えていく」国民民主党東京都連会長川合孝典参議院議員
Japan In-depth / 2021年6月28日 19時0分
また、必ず年内に解散総選挙がありますので、国民民主党の組織強化・活性化、党関係者の心合わせができればと考えています。一戦一戦が党の存続にも関わってくる重要な戦いです。そういう危機意識をもって、衆参国会議員・自治体議員が総がかりでこの都議選に取り組んでいます。毎日代表・幹事長にも入っていただく予定で作戦を組んでおります。
安倍: その中で山尾志桜里衆議院議員の議員引退というニュースが。これは国民民主にとっては打撃ですか?
川合氏: 色々な受け止めがあることは承知しています。愛知から東京に選挙区替えした時、私自身が都連会長として対応してきた経緯もありますから、彼女とは丁寧に意見交換を行い、彼女の思いも聞かせて頂きました。最終的には本人が発信した内容がすべてです。ご本人なりのけじめの付け方ということであり、我々としてはそのことを尊重するしかないと考えました。
彼女とよく話していたのは、生き残るため・当選するためにどうするのかと同時に、自分自身のモチベーションが入らないと、言葉に・演説に力がこもらない。納得して気持ちよく戦うためにどういう形がいいのか、ということはずっと彼女と話し合ってきました。
今回の週刊誌報道などが、きっかけになったのは否定できない事実です。法曹としての論理的思考が彼女の持ち味ですが、彼女自身の想いとは別に政治の世界では道義的な説明責任も求められます。興味本位を含めた報道が加熱する中、政界で満足できる活動をする事は難しい、とお考えになったのだと思います。
いったん議員記章を外し、政治の外に身を置いて、白紙の状態で冷静に政治と向き合いたいとのことです。なお政策立案や立法活動については法曹としてこれからも続けていくとのことです。なお今回、一回選挙を見送るだけでは、との憶測報道も出ていますが、私はそのような話は聞いていません。私自身は、彼女のスキル・造詣の深さを知る者として、率直に惜しい人材を失ったと思っています。
安倍: 本人も党に迷惑をかけたくないという気持ちもあっただろう。
川合氏: 私自身が彼女にお伝えしていたのは、東京ブロック単独比例一位という東京選挙区の党の顔として、都連関係者の合意形成が図れるか否かで判断する、という一点です。
安倍: 会長が説得したのか?
川合氏: 出馬の是非については何も言っていません。都連メンバーの総意を尊重する、ということだけを事前にお伝えしていました。
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