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総裁選「石破氏自身が判断するしかない」衆議院議員齋藤健氏

Japan In-depth / 2021年9月9日 18時17分

安倍: コロナ政策についてはどう評価するか?





齋藤氏: これは誰がやっても難しい問題で、批判するのは簡単だと思う。でも、よく言われている通りもう少し発信をしっかりできていると良かったと思いますね。例えば、(緊急事態)宣言を乱発しているわけです。経済と感染防止の両立と簡単に言うけれど、そもそも両立できないものです。感染防止をしようとすれば経済にどうしても影響が出るし、経済に気を遣うと感染の方は広がってしまう。(感染防止と経済対策を)繰り返しながらワクチンが効くのを待つしかないという言い方を(国民に)あらかじめすれば、『なんでまた宣言出すのか』とかならなかった。アクセルとブレーキを踏みかえながらやっていくしかないんです。そのうちワクチンで収束していきます、と最初からはっきり言っておけば、『何回宣言出しても効果ないじゃないか』とか言われなかったと思う。そういう点で、国民目線の発信がちょっと足りなかっただけで、やっていることはそんなに間違ってなかったと思います。





安倍: 総裁選について、石破派としては石破氏に出てもらいたいという気持ちはあるか?





齋藤氏: 色々な意見が今の時点ではあります。一枚岩で出てくれっていう感じでもない。慎重派もあります。石破さんも過去何回も負けているし、今度勝てるかということ。そして、負けたときにどうなるかということ。前回の一年前の総裁選のときよりも彼の政治生命にとって遥かに重い決断になっている。だから、決断は派閥の合意で決めたということではなく、彼自身が判断するしかないんじゃないかなと思います。





本人は全部分かっているから、出て勝てるかとか、議員票がとか、出なかったときにどういうことがあるとか、全部分かっている。それを水月会が周りでわあわあ言って決めるには今回の決断は重すぎると思っています。やはり、出ても勝てないかもしれない。出ないってことは石破らしさが失われる。そういう中で、本人が重い決断をするしかない。





安倍: 水月会の仲間内で意見交換は?





齋藤氏: 仲間内ではあります。水月会としては無いけれど。いろんな考えがあります。主戦論もあれば、今回は(見送ろう)・・・、という意見もある。先ほども述べたように今回は非常に重い判断。最後は自分で決めるしかないよね。今回は大衆討議じゃない。









▲写真 ⓒJapan In-depth編集部





安倍: これからの日本は新総裁の下、どの政策に重点を置くべきか?





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