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総裁選「石破氏自身が判断するしかない」衆議院議員齋藤健氏

Japan In-depth / 2021年9月9日 18時17分

齋藤氏: まず、今回の選挙の争点になると思うが、コロナ対策は当然です。今コロナ対策で一番重要なのはいかに自宅療養者を減らすかです。命の危険に怯えている自宅療養者が14万人もいる。それを1人でも減らすこと、国民の命を守るのが政治の使命だとすれば、野戦病院でもなんでも作って、自宅にいないでこっちにいた方が安全だよという状態にすべきです。それだけでも不安は全然違う。そういうコロナ対策をしっかりやるのは当然争点になりますね。





■ コロナ後に来る危機





齋藤氏: 私は、コロナの危機が去った後に日本に別の危機が来ると思っています。例えば、財政問題。77兆円を昨年度補正予算に突っ込んだ。いずれ財政再建をやらなくてはいけない。それから産業競争力。中国に追い上げられ、アメリカとの差は広がっている。デジタルで遅れている。デジタルで遅れをとったということは、他の分野でも遅れているに違いない。そういうところを含めて産業競争力を取り戻さないと大変なことになる。





それから少子化。昨年は出生数84万人。今年は80万人を切る。ここまでくると、国家的一大事だと思っている。今までの生温い政策じゃなくて、本気でやらないと日本の国力は取り戻しがつかなくなる。





また、米中の間に挟まって際どい外交もやらなくてはいけない。





そういうもろもろのものがコロナの危機の後に迫っているわけですよ。目前に。だから、今度の選挙は、コロナをどうするかとか、菅さんが気に入らないとか、自民党気に入らないということだけで判断してはいけない。コロナの危機の後に来るそういった問題を、どの政党ならよりよく対応できるかということも問われているんです。国民の皆さんは、そこを忘れないでいただきたい、と言いたいですね。





確かに、コロナで『ワクチンまだ打てない。なんで行列させるんだ』と言うのは分かるけれども、それだけで判断をしないでほしいなと。お怒りは分かるけど、それだけが争点じゃないですよと。わたしは演説でいつもそれを言っています。安倍さん(筆者)にも御理解いただければ嬉しいです(笑)。





(このインタビューは2021年9月5日に行われました)





トップ写真:ⓒJapan In-depth編集部




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