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総裁選「改革マインドが強い人に勝って欲しい」日本維新の会馬場伸幸幹事長

Japan In-depth / 2021年9月11日 19時0分

馬場氏: 政治家の決断だけでは出来ないことがある。アフガニスタンの邦人救出の問題に関しても、自衛隊は韓国よりも早く準備して、現地入りできていたが、安全法制の間で逡巡していた間に、韓国は救出出来た。日本が動き出した時には時すでに遅しだった。一分一秒を争うような時に、動ける政治家も必要であるが、憲法をはじめとした法体制に関しても、その都度対応しなくてはならない事が、コロナやアフガニスタンの問題から国民に伝わったのではないか。





安倍: 政権交代のためには野党が結集しなければならない。「維新の会は与党なのか野党なのかよく分からない」と他の野党は言っている。今後の勢力図をどのように考えるか。





馬場氏: 「(維新は)与党か?野党か?」と言う考え方は、「永田町病」にかかっていると言える。地方議会は二元代表制、国会は議院内閣制と制度は違うものの、地方議会では首長が市民にとって良くないことをしようとした場合、与党議員でも反対する。首長が良いことをしようとした場合は、野党議員でも賛成する。何党であろうとも、市民のためになることであれば賛成すべきで、市民のためにならないならば反対すべきだが、そうなっていないことが無党派層が増加している最大の要因である。国会が議院内閣制であったとしても、国民のためになるなら賛成し、良くない場合は反対して、修正させていくという政党の在り方を考えていかなくてはならない時代になったと思う。





これまで予算に関して反対もしてきた。維新の会は与党の補完勢力としてやってきた訳ではない。誰が新総理になったとしても、このスタンスは変わらない。





安倍: もし、衆議院選挙で与党も野党も過半数を取れず、維新の会に協力の声がかかった場合、閣内に入るのか閣外協力を行うのか?





馬場氏: 具体的なことは分からないが、維新の会がキャスティング・ボートを握った場合、維新の会として訴えてきたことを本気でやる姿勢があるのかどうかが協力の判断基準になる。大臣になりたいと思っている訳ではないので、閣内か閣外かという点に関しては、ケースバイケースだ。自分たちの政策が実現できるのかどうかが最大の判断基準だ。





安倍: 立憲民主党は共産党と選挙区調整をしている。





馬場氏: それは永田町病の重症患者と言える。政治は妥協の産物であるという側面はあるものの、超えてはけない線がある。それを超えてしまうと、政治ではなく、ただの権力遊びになってしまうと思う。





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