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総裁選「改革マインドが強い人に勝って欲しい」日本維新の会馬場伸幸幹事長

Japan In-depth / 2021年9月11日 19時0分

安倍: 今回の衆議院選挙では、どういった戦略で、どういったものを打ち出していくのか?





馬場氏: 今、国民は自民党総裁選挙ではなくて、コロナに一番関心がある。一年八か月程度経って、コロナも異なるフェーズに入って来ているので、選挙はコロナをどうするのかが焦点。現在ピークアウトしてきたという話だが、今年の冬から来年にかけて、第六波が来ることを前提にしてコロナ対策を打ち出していかなくてはならない。





その柱は2つあって、命を守ることと、経済を守ることだ。命を守るのは、ワクチンや治療薬の治験を進めていくことだ。重症化を防ぐには抗体カクテル療法が必要だが、法律の規制で病院でしか出来ない。自宅療養されている方でも抗体カクテルを使えるような体制作りが必要だ。病院も、「あの病院がコロナの患者を受け入れないから命令を出すんや!」という法律の建付けになっていても、技術的・人的に受け入れられない病院も多くある。専門病院を用意して体制を整え、国民に安心感を持っていただく事が必要だ。経済はガタガタになっているので、そこを復活させていかなくてはいけない。





日本のGDPはこの30年間で上がっていない。これを右肩上がりに上げていく。そして、非正規雇用の方を含めて、コロナで傷ついている国民の皆様方と、他の国民の間に出来た格差を解消していくことが必要だ。経済成長と格差社会の解消がアフターコロナの政治の大きな所だ。





そこで、我々は「日本大改革プラン」と言うものを打ち出し、税と社会保障と規制緩和をはじめとする成長分野の創出を考えている。この政策は一見アベノミクスみたいだが、アベノミクスの税と社会保障の一体改革は、消費税を上げるためだけの理屈だった。安倍さんの時は「100年安心・安全プラン」が出来ました、と言っていたが、安心・安全なのは制度で、国民の生活は安心・安全にはなっていない。だから、抜本的に税制を改革する。社会保障も、格差社会を解消するための社会保障制度に改革する。これを打ち出して、皆さんに夢や希望を持っていただけるような仕組み作りを訴えていく事が、今回の一番大きな戦略の柱だ。





 安倍: 今回の立候補者はもう固まっているのか?





馬場氏: 毎週末に面接させていただいてますが、80人くらいの候補者になると思う。





安倍: 勝算は?





馬場氏: 週刊誌とかの下馬評はいいが、選挙は下馬評がいいと逆の結果が出る事が多いので。





安倍: それは、維新に期待する声があるという分析か?





馬場氏: 維新は大阪で生まれているので、大阪近畿圏以外では、「維新はどんな政党なんだ」という風潮があったが、段々と維新スピリッツはこういうものであると浸透してきた。東京でも若い、柳ケ瀬裕文参議院議員や音喜多駿参議院議員が誕生して、彼らの周りにそういった輪が集まっているので、一歩ずつ着実にやっていくしかない。





安倍: 野党を選ぶときに維新を選んでもらえるようになるといい。





馬場氏: そうだ。政治は国民のためにやっている事なので、党利党略ではなく、国会でも一つの議題に対して、与党が出すA案と心ある野党が出すB案で議論を戦わせる仕組みに変えなくてはならない。野党がスキャンダルを追求するといった国会に国民は辟易している。





(インタビューは2021年9月8日に実施)





トップ写真:ⓒJapan In-depth編集部




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