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エア・インディア、タタ・グループに復帰 インドの浮揚に一役買えるか

Japan In-depth / 2021年10月11日 23時0分

R・N・タタもまた、パイロットのライセンスを保有。インド航空ショーで同国民間人として初めてF-16に同乗したこともあるというほどの飛行機好きだ。





タタ・グループは航空事業では、2014年にシンガポール航空と合弁でニューデリーに「ビスタラ」を設立、翌年から欧州向けなどを運航している。現在の機材は40機。共同運航、マイレージで日本航空などと提携している。マレーシアのLCCのエアアジアとも連携がある。









▲写真 インドのムンバイで開催されたタタ・ナノの発表会に出席するタタグループのR・N・タタ/写真左側(2009年3月23日) 出典:Ritam Banerjee/Getty Images





コロナ禍で、世界の航空業界は未だ苦難の中にある。R・N・タタは、「エア・インディアは、J.R.D.タタの指導の下、一時は世界で高評価の航空会社に入っていた」とし、再挑戦に意欲を示す。だが、タタ・サンズ傘下企業の中で、稼ぎ頭は相変わらずITサービスのタタ・コンサルタンシー・サービス(TCS)。TCSへの依存状況は続いている。2017年に一族関係外から初めてタタ・サンズ会長に抜擢されたN.チャンドラセカランはTCSの会長でもある。人材、資金面で、ポスト・コロナをにらんだ航空業界の基盤固めは進んでいる。対中対抗で、インドが日米欧の連携相手として地位が向上し、14億人弱の人口を擁する情況下、タタのエア・インディアは、どんな戦略を打ち出すか。今後が見ものだ。(敬称略)





トップ写真:インドのムンバイ空港に着陸する前にジャリマリ・スラムの上空を飛行中のエア・インディアの旅客機(2009年2月3日) 出典:Daniel Berehulak/Getty Images




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