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比大統領選、台風の目ドゥテルテ氏長女

Japan In-depth / 2021年10月16日 11時58分

世論調査の結果からも両候補が共に大統領候補として票を争って「分散」するより、どちらかが副大統領候補に回るなどして票を「統合」する方がドゥテルテ政治の継承を掲げる与党系候補に「善戦」できるとの読みがあるからだ。





レニー・ロブレド副大統領は同じ大統領候補のパンフィロ・ラクソン氏とも会談して合従連衡、候補者調整などの道を探っているとされ、なんとしてもドゥテルテ政治に終止符を打って政権交代を実現したいとしている。





だがこうした現時点での動きはあくまでサラ市長が大統領選に出馬しないことを前提としており、今後のサラ市長の去就次第では正副大統領候補者間での動きが大きく変化する可能性もある、とみられている。





いずれにしろサラ市長の今後の動きという不確定要素をはらみながら、フィリピンの大統領選は波乱含みの展開をみせようとしており、片時も目が離せない状況が11月15日まで続くことになる。





トップ写真:河野外務大臣とサラ・ドゥテルテ・ダバオ市長との会談(平成31年2月10日) 出典:外務省ホームページ




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