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中国1人当たり年間可処分所得の実態

Japan In-depth / 2022年1月18日 19時0分

主な論点は以下の通りである。





第1に、中国のジニ係数(0〜1の間。数値が低いほど平等)は依然、高い水準にあるが、近年は的確な貧困緩和政策等によって縮小している。ただ、中所得層は、高所得層や低所得層に比べ、所得の伸びが鈍い。





第2に、中国のジニ係数は2000年に0.599だったが、2015年には0.711まで上昇した。2020年、中国住民の上位1%が総資産に占める割合は30.6%に達している。





第3に、中国では社会的流動性が低下している。特に、低所得層が高所得層に転じる可能性は低い。





第4に、構造的に、都市と農村の格差、地域と業種の格差がある。都市と農村の格差は、中国における所得格差の大部分を占める。また、地域格差も顕著で、東部と西部の格差が大きい。他方、業界の所得格差だが、情報技術部門の賃金が最も高く、農林漁業部門の賃金が最も低い。





以上のように、中国の貧富の差は大きい。そのため、常に社会不安がつきまとう。





トップ写真:中国・上海の夜景 出典:owngarden/Getty Images




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