「イスラム暗殺教団」は都市伝説 異文化への偏見を廃す その1
Japan In-depth / 2022年7月13日 23時0分
「イスラムは本来、大いに懐の深い宗教であるはず」
と述べていたという。
今もイスラム過激派による無法なテロが後を絶たないのは遺憾なことだが、だからと言ってイスラム一般を危険視するのはよろしくないと、私は思う。そのような考え方の基礎に、人種的・文化的な優越感情がはらまれているとすれば、なおさらだ。
<解説協力>:若林啓史(わかばやし・ひろふみ)
1963年北九州市生まれ。1986年東京大学法学部卒業、外務省入省。
アラビア語を研修しイラク、ヨルダン、イラン、シリア、オマーンなどの日本大使館で勤務。
2016年より東北大学教授。2020年、京都大学より博士号(地域研究)。『中東近現代史』(知泉所管)など著書多数。
『岩波イスラーム辞典』の共同執筆者でもある。
朝日カルチャーセンター新宿校にて「外交官経験者が語る中東の暮らしと文化」「1年でじっくり学ぶ中東近現代史」を開講中。いずれも途中参加・リモート参加が可能。
トップ写真:イスラム教徒(イメージ) 出典:Photo by Ghaith Abdul-Ahad/Getty Images
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