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「核バカッター」も制裁を受けるべき 戦争と歴史問題について その6

Japan In-depth / 2022年8月23日 23時0分

「メルトダウンなんて起きるわけがない。バカは黙ってろ」


などとツイートして、メガトン級の自爆を遂げたのが、このJSFなのである。


あの時も、メルトダウンというのは国際的に確立した定義ではないとかなんとか、意味不明な言い訳(ならば〈起きるわけがない〉と断言した判断基準は?)を持ち出して、自分の誤りを認めなかった。


さかのぼれば2006年に私が『反戦軍事学』(朝日新書)を出版した際も、執拗に攻撃を加えてきたが、その内容もひどいもので、核の脅威がらみで言うと、自称・軍学者の兵藤二十八氏が展開していた核武装論を論難したのだが、なんと議論の中身には一誌も触れることなく、単に私が兵藤氏のことを「軍事オタクのカリスマと呼ばれているらしい」と紹介したくだりに噛みついてきた。


「(林の言は)嘘です。兵藤氏が軍事オタクのカリスマだなんて聞いたことがない。これは自分が論破した相手を大きく見せて読者をだます行為です」


そこで私は、一体どこの世界で「私はそんな話を聞いたことがない。だからその話は嘘です」などという「論理」が成立するのかと釘を刺し、最後はこう斬って捨てた。


「JSFは自分を論理的な人間だと信じ込み、ブログでも吹聴しているようですが、大いなる勘違いです。根拠のない自信は人生になんのプラスももたらしませんよ」


プロの物書きとして不本意かつ不愉快ではあるが、最後の一節は取り消させていただく。


思い上がりもここまで突き抜けてしまうと、もはや自分を神格化してしまうと言うか、本当に自分は無謬の存在だと信じ込んでしまうのだろうか。それもそれで「幸せな信仰生活」なのであろうか。ただし、統一教会の信者と同様、世の中にはいい迷惑である。


さらに言えば、現時点でJSFが下手人であるとの確証までは得られていないことを明記しておくが、林信吾の名前を騙る「成りすまし」まで、ネットに登場した。私がツイッターを始めても、今のところ見るだけの人だと述べた理由も、これでご理解いただけよう。アカウントの乗っ取りや偽ツイートの被害が、年中報じられるからである。プロの物書きだから書いたことには当然責任を持つが、どこの誰が書いたかかも知れないことで責められては、たまったものではない。


しかも今次の案件は、相手もあろうに駐日ウクライナ大使のツイートに、嘘知識をかざして噛みつき、言うなれば日本の恥を世界に向けて発信してくれたのである。愛国者として、どうしてこれが黙って見過ごせようか。


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