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尹錫悦政権、反憲法・腐敗勢力を一掃へ その2

Japan In-depth / 2022年10月30日 11時0分

尹錫悦政権、反憲法・腐敗勢力を一掃へ その2


朴斗鎮(コリア国際研究所所長)





 


【まとめ】


・韓国検察は、対北朝鮮内通・腐敗勢力と見られる「共に民主党」代表の李在明グループへの追求強める。


・李在明氏の対北朝鮮内通疑惑で表面化しているのは、下着会社グループ「サンバンウル」を通じての違法行為。


・文在寅、李在明両氏が逮捕に追い込まれれば、韓国の政治情勢が一変するだけでなく、金正恩の対韓国戦略にも決定的打撃を与えることになるだろう。


 


韓国検察はいま、文前大統領勢力と共にもう一つの対北朝鮮内通・腐敗勢力と見られる「共に民主党」代表の李在明(イ・ジェミョン)グループへの追求も強めている。


 


2、野党第1党代表李在明にも対北内通疑惑


李在明氏への追求では、現在柏峴(ペクヒョン)洞特恵疑惑で最側近金湧(キム・ヨン)氏が逮捕され大きな話題を提供しているが、この勢力には仮想通貨による対北支援疑惑も浮上している。こうした李在明氏の対北朝鮮内通疑惑で現在表面化しているのは、「サンバンウル」という下着会社グループを通じての違法行為である。


1)下着会社サンバンウルを通じた北朝鮮送金疑惑


下着会社「サンバンウル」に対する捜査は、李在明ラインが、国連制裁を無視して北朝鮮と連携した内容が焦点となっており、国家保安法で処罰すべき事態に拡大する可能性が大きい。この疑惑で核心人物である「サンバンウル」の前会長でオーナーの金ソンテ氏は現在国外逃亡中だ。


サンバンウルグループが数十億ウォン分の米ドルなどを不正に海外に持ち出した状況を確認した検察は、10月17日、ソウルのサンバンウルグループ事務室などを家宅捜索した。検察はサンバンウルの対北朝鮮事業とサンバンウルのドル不正持ち出しの時期が重なる点などに注目し、この外貨が北朝鮮側に渡ったかどうかを調べている。


水原(スウォン)地検がこの日に行った家宅捜索の対象には、サンバンウルグループとサンバンウル本社、サンバンウル系列会社のグァンリムやナノス(現SBW生命科学)などが含まれた。検察は捜索差押許可状に外国為替取引法違反および特定経済犯罪加重処罰法上の財産国外逃避の疑いを明記したという。


検察は、キム・ソンテ氏らが2019年1月と11月に中国瀋陽で北朝鮮側の人物と会う直前にサンバンウルグループの外貨持ち出しが集中したと把握している。キム氏が北側の朝鮮アジア太平洋平和委員会と経済協力合意書を作成した1月の行事には、サンバンウルグループから計3億2000万ウォンの賄賂と不法政治資金を受けた容疑で逮捕、起訴された元京畿道(キョンギド)平和副知事の李華泳(イ・ファヨン)も出席していた。


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