金正恩、人民生活向上でまたも空手形
Japan In-depth / 2022年12月6日 15時18分
その背景には、コロナ鎖国による食糧難で、もはや働く気力が残っていない農民が増える中、労働力を確保して生産量を保つために「バレないように適量を持っていけ」と、国が厳しく禁じる穀物の横領を黙認することなどがあったとされている。
2人の農場管理委員長に下された処分は「革命化(下放)」だ。こうした処罰は、通常中央や地方の高位幹部に下されるものだが、農場の委員長に革命化処分が下されたのは異例のことだという。農場管理委員長たちへの処罰は、時が経てば呼び戻される高位幹部の「革命化」とは異なり、他の地域の平農場員として左遷されたまま元いた場所には一生戻れないものだ。
こうした処罰について内部情報筋は「虚偽報告を処罰するなら、わが国(北朝鮮)の幹部の9割以上が処罰されなければならなくなる」として、農場のみならず、虚偽報告が国のすべての部門で蔓延していると述べた。
人民生活向上の空手形乱発で「ホラ防止法」の適用を真っ先に受けなければならないのは、この法律を作った金正恩自身なのだが、彼はその責任をすべて下級幹部に押し付け、「偉大な首領様」に収まるプロパガンダをさらに強化している。
トップ写真:韓国ソウルの鉄道駅で北朝鮮の金正恩委員長のファイル画像を表示するテレビ放送を見る人々(2022.6.5) 出典:Photo By Chung Sung-Jun/getty images
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