1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

刑法改正で混乱 インドネシア

Japan In-depth / 2022年12月19日 18時0分

人口は世界4位の人口約2億6000万人でその88%がイスラム教徒という世界最大のイスラム教徒人口をインドネシアは擁している。 


しかしイスラム教を国教とはせず憲法ではイスラム教、キリスト教(カソリックとプロテスタント)、仏教、ヒンズー教、儒教の信仰を保証するという多様性国家であり、国是として「多様性の中の統一」「寛容性」を掲げている。


新刑法では宗教の冒涜罪も強化されたほか、裏付けのない偽情報、フェイクニュースなどの故意による流布などへの厳しい対応も規定されている。


婚前交渉や同棲などに見られる条項はインドネシアで圧倒的多数を占めるイスラム教の禁忌や習慣、習俗、規範を色濃く反映した物で、「多様性や寛容」を掲げながらもイスラム教、イスラム教徒の教えや意向に反することは認められないというインドネシアの現状がみてとれる。


このため性的少数者であるLGBTQや少数民族、憲法の規定外の少数異教徒などの人権に関わってくる可能性も指摘され、首都ジャカルタなどでは刑法改正反対のデモが繰り広げられているのだ。


トップ写真:インドネシアのバリ島のサーフビーチの様子(2022年12月8日) 出典:Photo by Agung Parameswara/Getty Images


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください