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【ファクトチェック】カタールW杯のために6500人超が死んだ→根拠不明

Japan In-depth / 2022年12月23日 23時0分

FIFAとカタールの公式定義である「労働関連死」とは、カタールが過去10年間に建設した7つの新しいスタジアムの建設現場での死亡者を指す。この定義に則ると、ワールドカップ関連の労働で死亡した人数は3人であるという。





しかしこの定義を、建設工事に直接関係しない「非労働者関連の死亡」と拡大解釈すると、その死亡者は37人に上る。





カタールの公式データの矛盾と欠点を考慮すると、決定的な根拠がないため、具体的な結論を導き出すことは不可能だと結論づけている。





■ その他の海外メディアの報道ぶり





・CNN





米ケーブルニュース専門局CNNの「Qatar World Cup chief says between 400 and 500 migrant workers have died in projects connected to the tournament (カタールワールドカップの責任者は、W杯に関連したプロジェクトで400〜500人の移民労働者が死亡したと述べた)」という記事(2022年12月12日)では、今年10月、カタール政府関係者(前述のサワディ氏)がCNNに対して次のように発言している。





「6,500人という数字は、10年間に国内で死亡したすべての外国人労働者の数を持ち出して、ワールドカップのせいだとするものだ(実際はそうではない。)」





「これは真実ではなく、病気や老齢、交通事故など、他のすべての死因を無視している。また、カタールの外国人労働者のうち、建設現場で働いているのはわずか20%であることも認識されていない。」





カタール当局者が外国人労働者の死亡者数とW杯を結びつける海外の論調に異を唱えることはある意味当然と言えるが、スタジアム建設現場で働いている人数が全外国人労働者の内、20%足らずだという発言は具体的だ。





この発言から、ワールドカップスタジアムの建設による労働者の正確な死亡者数を確定することは難しいが、6500人超だと決めつけることもできない。





・ガーディアン





6500人超の言説の元となった英ガーディアン紙であるが、2022年11月29日には、「Qatar official says ‘400-500’ migrant workers died on World Cup projects (カタール当局者によるとワールドカップのプロジェクトで死亡した出稼ぎ労働者は4、500人)」という記事を掲載している。





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