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やはり要注意「公共交通機関」本命は「進行方向多様性」~人流データからの発見~

Japan In-depth / 2023年3月14日 12時25分

以上をまとめよう。知見として示せることは以下の2点である。





・電車など公共交通機関での安全管理を見直すこと:





もうすっかり乗客は油断して会話を楽しんでいる。「黙乗」とでも書いた張り紙を貼り、晴れた日は(別の機会に述べるが感染リスクを上げるので)窓を常に開けておくのはどうだろうか。





・感染防止の工夫:





多様な人の集散する場所(大きな駅など)の周辺では、できるだけ感染対策への意識を持ち続けるように自治体が工夫するのがよい。無条件に居酒屋などを悪者にせず、多様な人々の向き合いを抑えStay with Your Communityを意識した接客(例えばテーブル間の距離を開け、給仕する人はテーブルごとに一人専属にするなど)を工夫することが良い。





感染症はコロナで終わりではない。落ち着いた今のうちに、これまでの知見を冷静に整理して、持続性のある方法を確立することが重要である。









【大澤幸生 プロフィール】





1995年に東京大学工学研究科で工学博士を取得後、大阪大学基礎工学研究科助手、筑波大学ビジネス科学研究科助教授、東京大学情報理工学研究科特任助教授、同大学院工学系研究科システム創成学専攻の准教授などを経て2009年7月より同教授。IEEEのデータマイニング国際会議(ICDM)においてデータ市場の観点で2013年からMarketof Dataなどのワークショップを成功に導く。人工知能学会では、ワークショップ(2001年)および全国大会(2019年)においてそれぞれ国際化の端緒を切った。IEEE Bigdata Conferenceプログラム委員長などの他、『Chance Discovery』 (Springer,2003年)、『Innovators’ Marketplace』 (Springer,2017年)、データ市場(近代科学社,2017年)、『Living beyond Data』を含む編著書約30冊のほか、雑誌論文100件余、国際会議論文約200件、産学両界での招待講演多数。人工知能学会理事(2017-18年)。人工知能学会功労賞’(2017)および業績賞(2022)受賞など。





**本記事は、MRIC by 医療ガバナンス学会 『Vol.23041 やはり要注意「公共交通機関」、しかし本命は「進行方向多様性」 ~人流デー』(2023年3月3日)に掲載されたものの転載です。





トップ写真:職場に向かう人々(東京)出典:getty images




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