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「採用すれど購入せず」護衛艦と国産対空ミサイル

Japan In-depth / 2023年5月28日 21時30分

 それからすれば食指は動かさない。


 ただし、今回に関しては対応だけはするかもしれない。


 護衛艦への搭載は簡単かつ安価だからである。今回の国産対空ミサイルはアクティブ方式と呼ぶ誘導形式である。軍艦側の対応負担は軽い。


 そうすれば義理は果たせる。不採用により防衛省の開発サイドや兵器産業の面子を潰さないで済む。


 ただ、その場合でも購入はほとんどしない。買ってもいいことはない。だから最低数量しか買わない。


 まずは採用すれど購入せずである。


 これにもASM-1Cの先例がある。国産の空対艦ミサイルだが義理立ての少量購入でお茶を濁した。すでに本命の米国製ハープーンを購入していたためである。



写真)レッドリーフIII作戦演習中にハープーンミサイルを発射する原子力ミサイル巡洋艦ラドフォード(CGN-25) 1992年1月10日


ハープーン対艦ミサイルには改修キットの提供がある。それにより30年前に生産したミサイルも最新のブロック2仕様となる。


出典)Photo by © CORBIS/Corbis via Getty Images


 やや事情は異なるが73式短魚雷も小規模導入で誤魔化した。作ったが性能不満足であった。またその時期には高性能の米国製MK46が購入可能となったためだ。先例となるかはともかく慣例とはなるだろう。


トップ写真:進水する「もがみ」級6番艦「あがの」。同級12隻までとし、以降は新型フリゲートに切り替える予定である。写真は海自HP「命名式・進水式」より。


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