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虎ノ門ヒルズステーションタワー開業~都市インフラ整備と再開発プロジェクトの合体~

Japan In-depth / 2023年10月4日 7時0分

▲図 出典:森ビル株式会社





「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」は、東京メトロ日比谷線新駅「虎ノ門ヒルズ駅」(2020年6月6日開業)や、銀座線「虎ノ門駅」と地下通路でつながり、1階部分には空港リムジンバス(現在休止中)や都心部と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)のバスターミナルがある。虎ノ門ヒルズ地区からは、臨海部の東京ビッグサイト(東京国際展示場)まで車で10分程度、羽田空港の第2ターミナルまでも最速約18分で行けるようになった。まさに「東京の玄関口」といってもいい。









▲写真 BRTバスターミナル(ビジネスタワー)出典:森ビル株式会社





■ ステーションアトリウム(駅前広場)





今回「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」では、約2,000m²の広さを誇る「駅前広場(ステーションアトリウム)」(以下、アトリウム)を備えた東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」を完成させた。「駅と街の一体開発」によって「交通結節機能」を強化させた。





ユニークなのは、地下1階部分に位置する地下鉄駅のホームからガラス越しに、地下2階のアトリウムを見下ろすことができることだ。





駅改札を出るとすぐにアトリウムへ。三層吹き抜けで地下鉄の駅とは思えない開放感と明るさがある。ガラス張りの天窓から光が差し込み、地下鉄から出る人が自然に地上にでられるように、街の人は地下を見られるような作りになっている。





その先には、7時から23時まで営業しているフードコート「T-MARKET」(27店舗)が位置する。夜遅くまでやっているので、仕事終わりにサクッと立ち飲みを楽しむ人たちでにぎわいそうだ。何しろ駅は目の前だ。









▲写真 「T-MARKET」後ろ側が「虎ノ門ヒルズ駅」改札 ⓒJapan In-depth編集部





ちなみに、このスクエアは自然災害時には帰宅困難者一時滞在施設として利用される。「ステーションタワー」で約950人分、「ビジネスタワー」約1000人、「森タワー」約3600人と合わせ、虎ノ門ヒルズ全体で約5600人の帰宅困難者の受入れ体制を構築した。3日分の食糧も備えられている。





六本木ヒルズから培われてきた「逃げ出す街から逃げ込める街へ」のコンセプトは虎ノ門ヒルズでも引き継がれており、密集した都市再開発のあり方のモデルとなっている。









▲写真 ステーションアトリウム 出典:森ビル株式会社





■ T-デッキ(歩行者デッキ)





また4棟をつなぐ地上の歩行者デッキと地下通路も整備するなど、再開発によって東京の「都市再生」と「インフラの整備・更新」を実現。





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