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熱い連帯がキーワード〜アメリカの俳優組合ストライキ~

Japan In-depth / 2023年10月14日 19時0分

熱い連帯がキーワード〜アメリカの俳優組合ストライキ~




柏原雅弘(ニューヨーク在住フリービデオグラファー)





【まとめ】





・アメリカ俳優-出演者組合のストライキは終わる兆しを見せない。





・AIの発達で、俳優らのコピーが許諾無しに勝手に「無報酬で」出演させられている。





・ストは、新技術に対する俳優たちの「職業の存続を賭けた戦い」。





 





7月に始まった、加入メンバー16万人のアメリカ俳優-出演者組合・SAG-AFTRA(Screen Actors Guild - American Federation of Television and Radio Artists)のストライキは終わる兆しを見せない。ストはハリウッドを始め、全米各地で今も行われている。





このストは大手映画会社・テレビ局・ネットフリックスなどのストリーミングサービスを行う制作会社で構成される映画・テレビプロデューサー同盟・AMPTP(Alliance of Motion Picture and Television Producers)に対して行われている。





16万人の組合員が、ストによってAMPTP傘下のすべての映画、番組に関連する出演を拒絶しているので、この間、組合の俳優を使った映画・テレビ番組の制作は、実質不可能になっており、この状況が、もう3ヶ月も続いている。





7月に新作「ミッション・インポッシブル」主演のトム・クルーズは宣伝に来日する予定だったが、今回のストの相手である制作会社の宣伝に、組合員であるトム・クルーズは参加することは出来ず、来日は中止になった。ハリウッドの大物俳優はほぼ全員、組合員であると思ってもいい。





余談だが、2021年2月まで、ドナルド・トランプ前大統領も組合員だった。同年1月6日の議会議事堂襲撃を支持したこと、合わせて組合員に敵対する言動を取ったためで懲戒処分が提起され、公聴会が開かれるのを待たずして、自ら辞表を組合に叩きつけた。その後、組合はトランプから仮に再加入の申請があっても認めない、という決定を下している。(参照1)





閑話休題。





映画・テレビ番組などは近年、劇場公開の他は、動画配信サービス(ストリーミング・サービス)で視聴されることが多い。以前のようにDVDなどの、追加の売上、テレビ番組の再放送による二次使用料が出演者に報酬としてカウントされていた頃とは様相が変わった。





視聴による売上の計算方式がちがうストリーミング・サービスでは、仮に作品が大ヒットしても、出演者にはほぼ、何も還元されなくなってしまった。





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