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アラン・ドロン一家、日本人女性巡り法廷闘争

Japan In-depth / 2024年1月8日 21時27分

ヒロミが、アランを支えてきたことは残された複数のインタビューや公的場所への出席からも事実だと考えられる。下記のリストがその一例だ。





・ 2021年6月、仏『イッシパリ』誌、アラン・ドロンと親しい関係者はこう語る。「長い間、ふたりは単なる友人でした。時が経つにつれて、気持ちに変化が訪れました。ヒロミはアランの回復にまぎれもなく貢献しただけでなく、心の平穏をもたらしました」





・ 2021年、「TV5モンド」テレビのドキュメンタリー番組、アラン自身が「同居している日本女性、ヒロミは、療養中ずっと一緒にいてくれました」と語っています。同時にこのインタビューでは、関係した女性は全員亡くなって孤独を感じているとともに、子供とはほとんど会う機会がないことも語っている。





・ 2021年9月10日に行われたジャン=ポール・ベルモンドの葬儀にはアランと参列





・ 2022年5月、アランの末の息子アラン=ファビアンの新作映画のプレミアに二人で出席





これだけみても親密な関係があることは間違いないようだが、しかし、3人の子供たちは決してヒロミを父親の「パートナー」と認めず、単に世話している「侍女」と強調した。その上、ヒロミがアランに、「ひどい言葉を投げつけた」「弱っていることを利用して金を使わせた」「動物を虐待した」とメディアを使ってさんざん悪評を広めた上、告訴したのだ。





この時はフランスのメディアでも大きな話題となった。給料ももらっていなかったのに「侍女」と言われて嘘八百を並べたてられたあげく、20年も一緒に暮らしていたため私物も多くあったのにもかかわらず、すべてを持ち出すことも許されず暴力的に追い出されたヒロミは、もちろん3人の子供に対して「侮辱」「暴力」「窃盗」で告訴した。しかし、たかが外国人の女性がフランスを代表する有名人家族に勝てるはずがない。悪評だけが拡散され、それをみんなが信じ、このときはドロン家の完全勝利で終わったように見えたのだ。





だが、年が明けて2024年1月4日。なんと、検察側が嫌疑不十分でヒロミを不起訴処分とした。「アラン・ドロンに損害を与える暴力行為は目撃者や定期的に彼を訪問していた医療従事者によって指摘されなかった。アラン・ドロンの犬に対して非難された残虐行為も同様であり、全く立証されていない。もしアラン・ドロンの病状が悪化したとしてもヒロミ・ロランの行動とは関係ない。」とモンタルジの検察官ジャンセドリック・ゴー氏は結論づけた。





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