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アラン・ドロン一家、日本人女性巡り法廷闘争

Japan In-depth / 2024年1月8日 21時27分

これは完全にドロン家の敗北である。この後も捜査は続くとは言っていたが、これだけの根拠のない容疑をかけて女性を追い出した背景には遺産相続が関係していると疑う人々が現れるのも自然の流れだ。しかしながら、事態は別方向に進展していった。こういう結果になることを事前にわかっていたための対策だったのかまではわからないが、1月4日発売の週刊誌パリ・マッチにて長男アントニーが、妹アヌーシュカを告訴したことを明らかにしたのだ。





常に火種を巻き続けるアントニー・ドロン





アントニーは、「2019年から2022年の間に父がスイスの診療所を訪れた際に5回の認知機能検査を受け、不合格だったということを妹は弟と兄の私に一度も知らせなかった」ことを不服とした。さらにこの行為は、「ヒロミに加担したも同然」とすらいっている。もし彼や弟がその結果を知っていたらヒロミに警告できたかもしれない。現在のアランの衰弱は激しく「今回が最後のクリスマス」になる可能性は大きいことも述べている。





ただし、アントニーはこの告訴が遺産に関することだけは否定した。その後行われたBMFTVでのインタヴューで、「遺産相続に関してはもう決まったことでまったく問題にはしていない。妹が50%で自分と弟が25%ずつとすでに決まっている。」その上で、「自分は父がやりたいと思っていることを実現したいだけ。父はもうスイスにいける健康状態でないし、ドゥーシーの自宅にいたいと思っている。しかし、妹は、遺産相続の税金逃れのためにスイスに連れて行こうとしているのだ。」と説明した。





この記事を受けて、妹のアヌーシュカは、兄アントニーを「名誉毀損」「中傷的非難」「脅迫」「嫌がらせ」で告訴すると発表。そして、アランは、「自分を老人だと言い続ける息子アントニーの攻撃性に耐えられない。さらに衝撃的なのは、息子が今回最後のクリスマスだといったことだ。」と、アヌーシュカ側についた。家族間の戦争の勃発である。





アランの弁護士は、「アントニーが画策したメディアの暴動に非常にショックを受けている」と語るとともに、アランがアヌーシュカを積極的にたたえることを隠さないのと同時にアントニーとの確執を隠すことはなかったが、すべての子供たちを平等に愛していることを強調した。そう、アントニーとアランの関係を知っている人々の間では、今回のアントニーの行動はアランの復讐心が働いているのではないかという見方も持っている。というのも、アントニーとアランの間でよく問題が起こることはよく知られているからである。





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