令和6年能登半島地震後の輪島市・福祉避難所の状況 ~東日本大震災を経験し、支援者側の立場から見えた現場の実態~
Japan In-depth / 2024年1月28日 11時0分
超急性期における福祉避難所では、多くの人が入り乱れるため、避難者にも外部からの応援にも目を向けて運営を行う必要があるのです。毎日が全スタッフでの総力戦です。
海と空に限らず、現地の避難所の現状としては、常駐スタッフのみでの避難者対応が困難となっています。現場では継続的な支援がまだまだ必要な段階であると感じております。
現地で支援に入られている方の中には、「東日本大震災の時に相馬に行ったよ!」「福島と宮城に支援に行っていました」という方が何人もおりました。災害時にこそ、人同士の縁が復興につながる大きな力となるのだと思います。
今回の災害に際し、被災当初から現場を支え続けているスタッフの皆様や、紅谷先生をはじめとする現地に支援に入られている方々に対して心からの敬意と、被災された皆様の一日も早いご再建をお祈りいたします。また、本活動は、NPO法人「医療・健康社会研究所」よりご支援をいただきました。この場をお借りして、深く感謝申し上げます。
1. 内閣府. 福祉避難所の確保・運営ガイドライン 2021 [updated March, 2021. Available from: https://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/r3_hinanjo_guideline.pdf.
2. グループホーム海と空. グループホーム 海と空 – 社会福祉法人弘和会 [updated 2022-06-24. Available from: https://www.swkouwa.com/archives/facilities/47215, January 2024.
http://expres.umin.jp/mric/mric_24015-1.pdf
図1. 福祉避難所でのベッド設営の様子
http://expres.umin.jp/mric/mric_24015-2.pdf
図2. 福祉避難所での利用者に対する医療ケアを行なっている様子
**この記事は、MRIC by 医療ガバナンス学会Vol.24015 令和6年能登半島地震後の輪島市・福祉避難所の状況 ~東日本大震災を経験し、支援者側の立場から見えた現場の実態~ | の転載です。
トップ写真:炊き出しを求める能登半島地震の被災者(2024年1月4日 石川県 日本)出典:Photo by Buddhika Weerasinghe/Getty Images
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「雨漏りする玄関で寝ている」在宅被災者 過酷な避難生活 能登地震
毎日新聞 / 2024年6月27日 16時0分
-
能登5市町の在宅被災者5483人 3月末 地震で初の実態調査
毎日新聞 / 2024年6月27日 16時0分
-
関西学院大学が6月28日に能登半島復興支援フォーラム「被災地の現在と未来」を開催 ― 田谷昂大氏による講演に加え、ディスカッション、ドキュメンタリー上映などを実施
Digital PR Platform / 2024年6月5日 14時5分
-
災害救助法に基づいて臨床検査技師を派遣 令和6年能登半島地震 日本臨床検査技師会の災害時支援活動
共同通信PRワイヤー / 2024年6月4日 11時0分
-
【能登半島地震】輪島で新たな支援を開始仮設移行完了前に避難所コミュニティで「おしゃべり喫茶」常駐支援で顔見知りとなった医療者たちとも再会へ
PR TIMES / 2024年6月3日 14時45分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)