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ちょっと風変わりなアメリカの「節分」

Japan In-depth / 2024年2月4日 14時36分

NYでのグラウンドホッグ・デーのイベントは、NY市長が司会を務めるなどしてたこともある。

2009年、当時の市長であった、マイケル・ブルームバーグがこのイベントの司会に。その時抱きかかえていたチャックに噛まれる、という「事件」が起きた。世界でテロが頻発していた当時、ブルームバーグは「このげっ歯類はアルカイーダによって訓練された可能性があるかどうかはなんとも言えない」とのコメントを残した。





2014年には、NY市長になったばかりのビル・デブラシオが司会者に。この年は、市長初年度に当たるデブラシオに合わせて「チャック」の孫に当たる「シャーロット」が鮮烈デビュー。しかし、デブラシオは抱いていたシャーロットを「落とす」という「事故」を起こして「シャーロット」は数日後に内蔵損傷で死亡。動物園は死亡の事実を隠したものの内部告発によりその事実が発覚。「市長がグラウンドホッグを殺した(Groundhog Murder)」という報道に対して、動物園は「自然死だった」という立場を取り続け、これがまた炎上の材料になった。









▲写真  スタッテン アイランド動物園で、グラウンドホッグの「チャック」が占った春の訪れを告げるカードを掲げるデブラシオNY市長(2015年2月2日 ニューヨーク市スタッテンアイランド区)出典:Andrew Burton/Getty Images





肝心の今年の「フィル」の予報であるが、アメリカ東海岸はずっと天気が悪く、フィルは自らの影を見ることもなく、春の訪れは早い、との結果となった。





NYの「チャック」も同様、NYもずっと悪天候だったので、同様の予報。





ちなみに「フィル」の予報的中率は3〜4割程度にとどまり「チャック」の的中率は脅威の85%とのことである。





今年の2月3日は日本の「節分」である。





古いドイツでの季節の慣習を元としたアメリカの2月2日の行事はアメリカにおける「節分」であると思っている。





NYではあす2月3日、太陽が10日ぶりに顔を出すらしい。





「冬来たりなば春遠からじ」。





桜が待ち遠しい。





トップ写真:第138回グラウンドホッグデーで、インナーサークル副会長ダン・マッギンリー氏が「フィル」の天気予報を発表した(2024年2月2日 アメリカ ペンシルベニア州パンクサトーニー)出典:Jeff Swensen/Getty Images




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