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ECで地域を救えるか 立ちはだかる課題とウェルビーイングについて考える

Japan In-depth / 2024年2月11日 23時0分

パネルディスカッションでは、地域活性化には多くの課題があり、複雑に絡み合っていることが語られた。だが、課題のひとつひとつは様々な取り組みの中で洗い出されているように感じられた。あとは、進めていくしかない。だが果たしてどうやって……? そのヒントは質疑応答の中で語られた南雲氏の話にあったような気がした。





かつて金融に属していた同氏は、911とリーマンショック発生時にアメリカに滞在しており、チーフリスクオフィサー(最高リスク管理責任者)とチーフデータオフィサー(最高データ責任者)の重要性を痛感したと言う。





チーフリスクオフィサーは、万が一のことが発生した場合に指揮をとる人物だ。チーフデータオフィサーとは企業内外のデータを活用してイノベーションを促進したりカスタマーエクスペリエンスを改善したりする人物で、チーフリスクオフィサーをサポートする立場でもある。





様々な課題が立ちはだかる地域活性化やEC活用を推し進めようとした際に、これらのポジションにあたる人物は必要不可欠だろう。まずは、課題をしっかりと理解し、正しい判断を下せる人物を筆頭とした組織形態作りから始めるのがいいのかもしれない。





最後に、今回のシンポジウムに参加した人間として感想を述べさせていただきたい。テーマのひとつにECが含まれていたのなら、ECプラットフォームを代表するAmazonや楽天側の話も伺ってみたかった。次回に期待したい。





(了)





トップ写真:シンポジウム登壇者/左から1人目日本政策総研理事長 兼 取締役若生幸也氏、2人目宮城大学食産業学群講師緩鹿泰子氏、3人目デジタル庁統括官村上敬亮氏、4人目一般社団法人スマートシティ・インスティテュート専務理事の南雲岳彦氏、右端 横浜商科大学商学部経営情報学科教授田中辰雄氏 ©Japan In-depth編集部




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