「テスラ・キラー」BYD、日本市場で攻勢強める
Japan In-depth / 2024年3月2日 16時28分
▲写真 「ヤンワン」オフロードSUV「U8」 ジャパンモビリティショー2023にて ⓒJapan In-depth編集部
■ 「ATTO 3」マイナーチェンジ
順番が最後になってしまったが、今回発表されたのは既に2023年1月から販売されているミドルサイズEV「BYD ATTO 3」のマイナーチェンジモデルだ。販売価格450万円(消費税込み)、3月1日より全国のBYD精機ディーラーで販売を開始した。
2022年に中国で発売を開始、オーストラリア、タイなどアジア太平洋地域及び欧州でも発売されているBYDの世界戦略EVだ。バッテリーはリン酸鉄リチウムイオンで、航続距離470km(WLTC値)。
▲写真 「BYD ATTO 3」外装色:コスモスブラック ⓒJapan In-depth編集部
主な変更点は、ハードでは大型タッチスクリーン(12.8インチ→15.6インチ)、BYD Storeから、「Amazon Music」、「検索ブラウザー」、「カラオケ」の3つのアプリが取得できる。別売りマイクで車内でカラオケを楽しむことができるという。長距離ドライブ中にカラオケを歌うか?と聞かれれば、NOだが、いやまてよ、もしかしたらアリかもな、と思ってしまった。(笑) 眠け防止にもなるし、案外いいかもしれない。
▲写真 「BYD ATTO 3」の巨大タッチスクリーン。存在感がすごい ⓒJapan In-depth編集部
かつてある自動車ジャーナリストは、「中国製のEVは売れない」、と断言していた。確かに年間登録台数1500台弱ではとても売れたとは言えない。しかし、全く無名のメーカーが、EV2車種だけで、販売店網もほとんどないに等しいのに、1年間でこれだけ売れた、ともいえるのではないか。
世界でBYD製EVが300万台売れているということは、既に中国製EVは世界で認知されているということだ。日本のお家芸であるHV、PHEVでもその座を奪いかねない勢いのBYDを日本メーカーはもっと警戒したほうがいい。
トップ写真:ビーワイディージャパン株式会社代表取締役社長劉学亮氏(左)、BYD Auto Japan株式会社代表取締役社長の東福寺厚樹氏(右)ⓒJapan In-depth編集部
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